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最終更新日: 2024.03.27

インハウスSEOとは?SEO内製化を成功させる方法を解説

インハウスSEOとは?SEO内製化を成功させる方法を解説

インハウスSEO(SEO内製化)とは、SEO対策を外部の業者に委託せず、自社のみで実施することを指します。
一般的には、戦略の立案から、施策実施、効果検証まで全てを自社完結型で実施することを内製化と呼んでいます。
この記事では、インハウスSEOで成功させるための考え方やポイントを解説していきます。
引用元:SEOは自分でできる – 中小企業が問合せを増やすSEOの方法

住 太陽

監修者

Twitter:@motoharusumi
SEOコンサルタント。2002年に国内初となるSEO解説書など多数の著書を執筆。以来、多数の執筆や講演を務めるなど、SEOの国内の第一人者として知られている。

ボーディー有限会社の代表取締役であり、中小企業を対象に定額制SEOコンサルティングを提供を提供しているほか、株式会社ニュートラルワークスでSEO顧問を務めている。

山田一平

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

山田一平

1975年生まれ。東京育ちで現在は埼玉在住。システム会社などでプログラマー・Web制作の経験を積んだのち、アイレップでSEOディレクターとして8年間コンサルティング業務を行う。EC系SEOからBtoBのSEOやコンテンツマーケまで幅広く経験し、50社以上ものクライアント様に対しSEOを提案。その後、株式会社ぐるなびでサービス横断のSEOに従事。Googleナレッジパネルの影響でグルメサイトの順位大幅下降に伴い、Googleビジネスプロフィール運用サービスの立ち上げに入る。そしてグループ全社のWeb責任者に任命され、SEOの枠を超えてSNS運用まで多方面にわたり活躍。ニュートラルワークスでは、これまでの経験を活かしてお客様の成果に向き合っていきます。

■経歴
1999年 株式会社電算システム
2004年 光村印刷株式会社
2008年 株式会社アイレップ
2015年 株式会社ぐるなび
2023年 株式会社ニュートラルワークス

■得意領域
SEO内部分析
データベース型サイトのSEO
コンテンツマーケティング
ローカルSEO

インハウスSEOに適している企業は?

インハウスSEOが実践できている企業の特徴は以下の2点が考えられている企業だと考えられます。

  • SEO課題や目標が明確になっていること
  • SEOのPDCAが行える環境構築

以下で詳しく解説していきます。

SEO課題や目標が明確になっていること

インハウスSEOを行なうにあたり、そもそも自社サイトのビジネスにオーガニック検索経由のトラフィックの重要性が本当にあるのかを見極めていく必要があります。
単純にサイトへのアクセスを増やすことが目的ならば、記事コンテンツを制作するチームだけでも可能ですが、それが本当のビジネスに直結しているモデルかどうかを正しく見極めていく必要があります。
主にデータベース型のサイトであれば、サイト規模の大小に関わらずインハウスSEOは実施する必要があると考えます。
しかし、そもそも商品数の少ない、リード獲得向けのコンテンツである場合には、インハウスSEOというよりはマーケティング部だけでも十分事足りると考えています。
トレンドなどに左右されない不変なキーワード市場においては、中長期的な視点でSEOと向き合う必要があるため、社内に専属のSEOチームを設けていくことが必要だと考えます。

SEOのPDCAが行える環境構築

最も重要なのはSEOにおけるKPI設定を定め、PDCAサイクルが回せる状態を作ることです。
また、その規模を拡大していき運用できる状態が効率的で好ましいと考えます。
そのため、効率よくSEO改善が行える仕組みを、システム面・運用面の両面で社内に構築していくことが重要と考えます。
SEOでは、常にGoogle検索の変化と向き合い、検索エンジン上での成果と向き合っていく必要があります。一過性の効果やトレンドにおけるキーワード市場の開拓では、安定した成果とは言いにくいと考えます。競合がひしめく難易度の高いキーワード市場で検索結果のパイの奪い合いになります。
そのためには、常に競合サイトよりも上回っていく必要があり、サイトの状態を定期的に改修したり更新していく必要があります。それに対応しうる環境つくりこそがインハウスSEOでは重要なポイントとなります。

インハウスSEOで成果を出すには

SEOでは狙ったキーワードで上位表示を獲得できる=成功と考えられがちですが、本来的にはビジネスを成功に導くためのマーケティング手法の一つに過ぎません。
前述したように、インハウスSEOを成功させるためには、上位表示を獲得した先のコンバージョン獲得や、継続的に評価され続けるコンテンツの作成について考える必要があります。
成果を出すための具体的な手法を以下で解説します。

成果を出す必勝パターン

インハウスSEOに取り組む上で、最も確実に成果に繋げやすい手法を解説します。
それは、ロングテールキーワードでSEO集客した訪問者を、問い合わせの獲得に特化したランディングページへ誘導するという方法です。
ドメインパワーがあまり高くなくても上位表示は比較的達成しやすく、着実に進めることができるため、大手の企業でなくてもインハウスSEOは最適だと考えます。
この方法を図で表すと次のようになります。

インハウスSEOで成果を出す必勝パターン

この方法のメリットは、上位表示が比較的簡単なロングテールキーワードを中心に狙っていくことで、より速く・確実に結果を出せることです。
デメリットは10〜50記事ほどの関連コンテンツが必要となり、制作の手間がかかることです。
ただし一歩一歩着実に進めることで成果が出やすいため、初心者から上級者までおすすめの方法です。
制作の流れは次の通りです。

1.CV獲得に特化したランディングページを作成する

商品やサービスの特長やスペック、サポート体制、価格帯、競合比較など、見込客が問い合わせるために必要になる情報を網羅していて、かつ適切なCTAが設定されたページが理想的です。
ユーザーの興味を喚起し、スムーズに問い合わせに誘導できる集客専用のページを用意します。
集客に強いLPの作り方は下記の記事を参考にしてみてください。
LPのファーストビューは超重要!売上アップのポイントと参考事例 LPのファーストビューは超重要!売上アップのポイントと参考事例

2.見込み顧客が抱える課題や悩みに応えるコンテンツを作成する

ターゲットユーザーや見込み顧客が直面している課題や問題、悩みごとにフォーカスし、それらを解消・解決するためのコンテンツを10〜50記事ほど作成します。
検索ボリュームの少ないニッチなワードでも、検索意図に合ったコンテンツを作ることでコンバージョンに繋がりやすくなります。
ここでポイントなのは、自社の商品・サービスが解決策になりうる課題をうまく抽出することです。
ユーザー像を具体的なペルソナとして描くことで、抱えている課題の解像度を高め、よりユーザーに刺さりやすいコンテンツを作ることができます。

3.制作した記事からランディングページへと見込客を誘導する

見込客が直面している課題や問題、悩みごとを解決するコンテンツが掲載された記事群から、CTA(Call To Action:行動喚起)リンクを介してランディングページへとアクセスを誘導します。
CTAに記載する文言は、各記事のユーザーニーズに合ったものを選定することをおすすめします。

完成イメージをサイトマップで表したのが以下の図です。
これら以外の要素ももちろんあってよいですが、構成はシンプルであればあるほど訪問者も検索エンジンも迷いにくいため、できる限りこの構成に近づけましょう。

中小企業サイトの最小構成図

引用元:SEOは自分でできる – 中小企業が問合せを増やすSEOの方法

経営者が自らSEOに取り組む

先ほども、経営陣自身/もしくは経営者と近い距離の担当者がインハウスSEOに取り組むことがお勧めと伝えました。やはり、経営者が自らがSEOに取り組むことのできる組織は、インハウスSEOで成果を出しやすい傾向にあります。
その理由を以下で解説します。

当事者性

自社サイトのコンテンツが他社よりも劣っていた場合、外部からは御社の専門性や説明能力が劣っているように見えます。こうしたことを自分のことのように恥じる感覚は経営者ならではの当事者性であり、SEOの原動力です。

社会性

SEOには被リンクの獲得が欠かせず、そのためには社外の人々との交流が重要な役割を果たします。渉外は経営者の仕事であり、同じことを同じようにしたとしても経営者のほうが大きな結果を出します。

経験と知識

見込客や潜在客が知りたがる重要な情報を、社内の誰よりも熟知しているのが経営者です。その経営者自身がコンテンツ作成に携わることで、正確で信頼でき役に立つ情報を発信することができ、SEOを有利にします。

顕名性

会社を代表する人格として氏名を明らかにしたうえで情報を発信できるため、コンテンツ著者としての評判を高めやすく、コンテンツに経営者の署名があることで一定の信頼性を担保することができます。

持続性

SEOのデメリットで最も重大なものの一つは「短期的な成果が期待できない」ことです。SEOの効果が出るまでには数ヶ月から数年を要しますが、その間も意欲を保つことは一般社員には困難です。経営者が持つ中長期視点が重要です。

弊社へご相談いただいたお客様の中にも、一般社員や外注のSEO業者に任せきりにし、成果に繋がらないままコストだけを浪費している状態を度々目にします。
最低でもウェブサイト運用が軌道に乗るまでは、経営陣を巻き込んで、PDCAサイクルをまわしていくことが成功へのカギと言えます。

まとめ

インハウスSEOを成功させるには、SEOの知見を持つメンバーの配置と、経営の方針をすぐに戦略に落とし込むことのできるスピード感と社内体制が重要になります。

インハウスSEOに取り組む中で、「どのように進めたらいいか分からない」や「今の戦略が合っているのか」など、不安に思う場面も出てくると思います。
ニュートラルワークスではSEOに関連したサービスを網羅的に提供していますので、そんなインハウスSEOに関するお悩みもぜひお気軽にご相談ください。
また、SEOに関連したナレッジの共有も随時行なっていますので、ぜひ弊社のウェビナ―も参考にしてみてください。

監修者紹介

住 太陽

住 太陽

SEO Adviser

Twitter:@motoharusumi
SEOコンサルタント。2002年に国内初となるSEO解説書など多数の著書を執筆。以来、多数の執筆や講演を務めるなど、SEOの国内の第一人者として知られている。

ボーディー有限会社の代表取締役であり、中小企業を対象に定額制SEOコンサルティングを提供を提供しているほか、株式会社ニュートラルワークスでSEO顧問を務めている。