この記事のポイント
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検索エンジンとは
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検索エンジンとはインターネット上のWebサイト、Webページ、画像、動画などを検索するためのシステムです。各検索エンジンには「クローラー」というインターネット上を巡回し、コンテンツ情報を自動で取得するシステムが組み込まれています。クローラーが集めた情報は各検索エンジンのデータベースに格納(インデックス)され、キーワードに関する分析をした後にランキング化されます。
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検索エンジン人気ランキング
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日本では「Google」が7割以上を占め、次の「Yahoo!」と合わせると全体の9割近くを占め、「Bing」「DuckDuckGo」「Baidu」と続きます。世界のランキングでは「Google」が9割以上を占め、アメリカのマイクロソフト社が運営・管理を行っている「Bing」、中国シェア率第1位を誇る「Baidu」、アメリカ発の検索エンジン「Yahoo!」、ロシアにおいてGoogleと人気を二分している「YANDEX」が続きます。
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どの検索エンジンに対してSEO対策をすれば良いのか?
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SEO対策を行ううえでは、少なくとも日本においてはGoogleの一択です。Googleは世界・日本でシェア率1位のブラウザであり、シェア率2位のYahoo!もGoogleと同じアルゴリズムを採用しています。
日本ではGoogleとYahoo!が検索エンジンのシェアの大半を占めていますが、その他にも様々な検索エンジンがあります。また、「ユーザーの個人情報を一切追跡しないこと」をポリシーとしているなど、検索エンジンによって特徴は様々です。
今回の記事では検索エンジンの概要や、国内外でシェア率が高い検索エンジンについて詳しく解説します。さらに代表的な検索エンジンの種類と特徴、インターネットを利用するために不可欠なブラウザについてもわかりやすく紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
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目次
検索エンジンとは
検索エンジンとは、インターネット上の様々な情報を検索できるシステムのことです。日本では「Google」や「Yahoo!」が一般的な検索エンジンとして利用されています。
多くの検索エンジンが存在していますが、検索窓にキーワードを入力することによって、そのキーワードと関連性の高い情報が出力される仕組みは共通です。この仕組みによって、ユーザーは求めている情報にたどり着くことができます。
検索エンジン自体も、インターネット上に存在するシステムです。パソコン、タブレット、スマートフォンなど、インターネットに接続可能な様々な媒体で利用できます。
各検索エンジンには「クローラー」というインターネット上を巡回し、コンテンツ情報を自動で取得するシステムが組み込まれています。クローラーが集めた情報は各検索エンジンのデータベースに格納(インデックス)され、キーワードに関する分析をした後にランキング化されます。
検索エンジン人気ランキングTOP5
国によって使われている検索エンジンは大きく異なります。上記のとおり、日本ではGoogleとYahoo!が二強と言える状況です。Googleは世界でもトップシェアを誇っていますが、Yahoo!に関しては世界的なシェア率は高くありません。
世界に目を向けると、日本ではあまり耳馴染みがない検索エンジンが利用されています。以下では、日本と世界の検索エンジンシェア率トップ5とそれぞれの特徴を解説します。
※2021/11時点での情報
※PC/スマホ/タブレットなどの各媒体を総合したシェア率
Google(日本1位_75.59%、世界1位_91.42%)
Googleは、日本でも抜群の人気を誇る検索エンジン。世界でも、シェア率No.1の検索エンジンです。Google社は1998年に設立され、検索エンジンのサービスをスタートしています。その後、2000年には日本でのサービス提供が開始されました。
Google独自の検索アルゴリズムは、「ページランク」と呼ばれる特許技術を使ってコンテンツのランキングを決定しています。国内外で圧倒的なシェアを誇っているため、メディアのSEO対策をする場合は、Googleの検索アルゴリズムを無視することはできません。特に日本においては、Google検索エンジンの対策をすることこそがSEO対策であると言えます。
Googleの検索アルゴリズムは頻繁にアップデートされるため、 常に最新の情報をチェックする必要があります。アップデートによってコンテンツの評価が大きく変わることは珍しくありません。
Googleは検索エンジン以外にも、Googleマップ、ドキュメントやスプレッドシート、Gメールなどユーザーにとって便利なサービスを展開しています。今や、インターネットユーザーにとって不可欠な総合的サービスです。
Yahoo!(日本2位_18.85%、世界4位_1.53%)
Yahoo!は、アメリカ発の検索エンジンです。日本では、1996年より「Yahoo!JAPAN」として独立したサービスの提供を開始しています。日本でインターネットが普及し始めた黎明期から利用されており、現在でも根強よくシェア率を維持している検索エンジンです。
Googleのように単なる検索エンジンではなく、ニュース、ショッピング、天気予報など 様々な情報を集約したポータルサイトのような設計になっています。Yahoo!知恵袋、ヤフオクなど、独自のサービスも豊富です。
2011年よりGoogleの検索システムを採用しており、Googleとの検索結果の違いはほとんどありません。ただし、Yahoo!ニュースなどが検索結果に反映される点がGoogleの結果と異なります。また、画像、動画、地図などを検索する際に独自の技術を使うなど、ユーザビリティを高めてGoogleと差別化している点も少なくありません。
Bing(日本3位_5.09%、世界2位_3.14%)
Bingは、アメリカのマイクロソフト社が運営・管理を行っている検索エンジンです。日本では2010年7月からサービス提供を開始しています。
「利用者の意思を決定する次世代の検索エンジン」をコンセプトとして開発されている検索エンジンであり、GoogleやYahoo!よりも早く情報がアップデートされる場合があります。とりわけ、世界情勢の動きを速やかに反映した検索結果を表示する点が特徴です。
また、動画検索に秀でている検索エンジンとしても知られています。Bingで動画検索をすると検索結果上でサムネイルが大きく表示されます。さらに、マウスのカーソルを合わせると音付きでプレビューすることが可能です。
マイクロソフト社が提供している検索エンジンということで、WindowsのPCにはデフォルトの検索エンジンとしてプリインストールされています。今後は全世界的に利用者が増えていき、Googleとシェア率を二分するような検索エンジンになる可能性があります。
DuckDuckGo(日本4位_0.24%、世界6位_0.66%)
DuckDuckGoは、アメリカに拠点を置くDuckDuckGo, Inc.が提供している検索エンジンです。「利用者プライバシー保護と検索ユーザーの情報を記録しないこと」をコンセプトとして設計されている点が大きな特徴です。
GoogleやYahoo!は、ユーザーの検索履歴やCookie情報をもとに検索結果をユーザーごとに変える「パーソナライズ」という処理を行っています。そのため、検索結果がユーザーに合わせて最適化されます。ユーザビリティを高めるための機能ですが、インターネット上の行動を取得される点を懸念する声も少なくありません。
DuckDuckGoはこの点に配慮し、ユーザーの検索履歴やCookie情報を取得しないように設計されています。このことから、セキュリティ意識が高いユーザーの間で人気が高まっています。検索エンジン経由で個人情報を取得されたくない場合は、 DuckDuckGoの利用がおすすめです。
Baidu(日本5位_0.11%、世界3位_1.75%)
中国では、Baiduがシェア率第1位を誇る検索エンジンです。日本では、2008年から本格的なサービス提供が始まっています。中国では検閲の関係上、海外製の検索エンジンを利用することが困難です。世界シェア率1位のGoogleも中国においては利用できません。そのため、Googleの代わりとしてBaiduが利用されています。
デザインや機能はGoogleとよく似ています。ただし、言語が中国語のため、日本で利用されることは多くありません。中国市場への進出を希望している場合は、対策が必須となる検索エンジンです。
ただし、中国は「グレート・ファイアウォール」という、 中国全域に展開しているネット検閲システムによって様々な情報閲覧に制限が設けられています。例えば、特定の画像や民主化に関するコンテンツはブロックされてしまいます。中国市場に向けたSEO対策を行う場合は、その点に注意しなければなりません。
YANDEX(日本6位_0.05%、世界5位_0.92%)
YANDEXは、ロシアにおいてGoogleと人気を二分している検索エンジンです。前身であるコンプテック・インターナショナル社は、1997年にモスクワに設立されました。2000年に「Yandex」へ社名を変更しています。
ロシア、およびロシア語圏内においては「Googleよりも便利に使える検索エンジン」として高く評価されています。ロシアだけではなく、カザフスタン、ベラルーシ、ウクライナ、トルコにもサービスを展開している検索エンジンです。
「MatrixNet」という独自技術を採用することにより、ユーザーにより良い検索結果を提供している点が特徴です。また、外部リンク評価を検索結果決定の指標とする「Citation index」というシステムを導入している点も特徴として挙げられます。単に検索エンジンとして人気なだけではなく、ロシアにおいて約8割のシェアを締める広告市場媒体として君臨しています。
PCブラウザランキング
PCブラウザとは、PC上でインターネットを利用するためのソフトウェアのこと。検索エンジンで検索を行うためには、ブラウザを利用します。また、ブラウザから直接検索することも可能です。
一般的なブラウザは連携する検索エンジンを設定で変更できるため、ブラウザと検索エンジンの間に直接的な関係はありません。しかし、ブラウザによってコンテンツの表示が異なるケースがあるため、Web制作を行ううえではブラウザに関する知識も求められます。特に、ブラウザのシェア率について知っておくことは重要です。
以下では、世界でシェア率が高いPCブラウザをランキングで紹介します。
1位.Google Chrome シェア率61.6%
Google ChromeはGoogleが提供しているWebブラウザです。Googleの人気に伴い、世界シェアNo.1を誇っています。Googleは最適なキーワード検索結果を表示するために常にアルゴリズムアップデートを頻繁に行なっており、「自分が必要としている情報にアクセスしやすい」のが最大の特徴です。
アカウントやパスワードなどのログイン情報を保存できる便利な機能を搭載していますが、個人情報を取得されることを気にするユーザーも少なくありません。気になる場合は個人情報を保存する機能をオフにして使用する必要があります。
様々な拡張機能をブラウザにインストールすることが可能であるためカスタマイズ性に優れます。ブラウザを自分好みにアレンジしたい方におすすめです。
2位.Microsoft Edge シェア率17.3%
Microsoft EdgeはWindows10以降標準ブラウザとして搭載されている、マイクロソフト社純正のブラウザです。特筆すべきは、「Webキャプチャ」の機能。スクリーンショットとメモを同時に保存できる機能です。インターネット利用中に記録しておきたい情報を見つけた際に便利です。
広告を非表示にできる「読み取りビュー機能」がある点も特徴です。広告によるストレスを解消したい方におすすめのブラウザと言えます。
マイクロソフト社が以前に開発していたInternet Explorerからの移行先として普及しているブラウザです。しかし、Internet Explorerで閲覧されることを想定して作られたWebサイトを正常に表示させることができないケースがあるため注意する必要があります。
3位.Safari シェア率7.4%
Safariは、Apple社が開発しているブラウザです。MacOS搭載端末だけではなく、iPhone、iPadなどiOS搭載端末に標準搭載されています。Webコンテンツの表示スピードにこだわって設計されている点が特徴です。Apple社の公式発表では、他社ブラウザの1.4〜2倍の表示スピードを実現しています。
Apple社端末専用のブラウザというわけではなく、WindowsPCにもインストールできます。ただし、WindowsではWebサイトがうまく表示されないケースが多く、セキュリティ面のリスクも高いため利用はおすすめしません。同じアカウントを利用することによって端末間で情報共有できるため、「MacとiPhoneを使っているユーザー」に非常におすすめです。
4位.Firefox シェア率7.3%
Firefoxは、Mozilla Corporationが開発したWebブラウザです。1つの検索ウィンドウでGoogle、Yahoo!、Amazonの検索をすることが可能なため、検索の手間を省いて効率よく情報収集できます。
Google Chromeと比較するとFirefoxの方が動作速度が劣ってしまうため、速度にこだわるならGoogle Chromeの方が良いでしょう。Firefoxは様々なテーマが公開されているため、タブやツールバーのデザインを自由にカスタマイズしたい方に適しています。
5位.IE(Internet Explorer) シェア率4.1%
IE(Internet Explorer)は、マイクロソフト社が開発したWebブラウザです。Windows8までは標準のブラウザとしてプリインストールされていました。windows10ではEdgeに置き換わりましたが、ソフトウェア自体はインストールされています。Window11では廃止されています。
以前はWindows標準のブラウザだったため、利用者が多い点が特徴です。現在でもIEを好んで利用しているユーザーは少なくありません。ただし、ハッカーの攻撃対象になりやすい点がデメリットです。
Windows10でのサポートが2022年6月に終了することが発表されており、今後シェア率が上がることはないと考えられます。一方で、IEにしか対応していないWebサイトも一部存在するため、軽視することはできないブラウザです。
ブラウザアプリランキング
スマートフォンやタブレットでは、ブラウザがアプリ形式で提供されています。モバイル端末でもブラウザアプリを利用することで、PCブラウザと同じようなインターネット利用が可能です。
通常、端末には標準のブラウザアプリがプリインストールされていますが、好みのブラウザアプリを別途インストールして利用しているユーザーは少なくありません。以下では、App Store、Google Playなどのプラットフォームで人気のブラウザアプリをランキングでご紹介します。
1位.Google Chrome
Google Chromeは、PCだけではなく、モバイル端末向けにも提供されています。対応OSは、iOS、Androidです。PC版と同様にGoogleの最先端技術が盛り込まれており、高速かつ安全性に優れるブラウザに仕上がっています。その点が評価され、PC版と同様に最も人気があるブラウザアプリです。
PC版と同じように、「シークレットモード」を利用すれば、サイトの閲覧履歴を一切残さずにインターネットを利用できます。パーソナライズされていない検索順位を知りたい場合に便利です。また、個人情報を取得されたくない場合もこちらのモードが向いています。
PCとブックマークの同期ができるため便利です。Googleが開発した高機能なWebブラウザを使いたい方におすすめのアプリです。
2位.Microsoft Edge
Windows PCの標準ブラウザであるMicrosoft Edgeは、モバイルアプリとしても提供されています。対応OSはiOS、Androidです。サービスを終了したWindows Phoneにも対応していました。
プライベートモードや広告ブロックなど、ユーザー情報の保護を重視して設計されています。そのため、リテラシーが高くないスマホユーザーでも使いやすいブラウザアプリです。プライベートモードや広告ブロックなどユーザー情報の保護が重視しています。「音声読み上げ機能」などWebサイトの閲覧をサポートしてくれる機能など、アクセシビリティが高い点も特徴です。
利用しているWindowsPCと同じWebブラウザをスマホで利用したい方におすすめです。
3位.Firefox
Firefoxも、PCのほかiOS、AndroidなどモバイルOSにもマルチに対応しているWebブラウザです。ユーザー情報をほとんど収集しないため「プライバシー保護」に優れており、セキュリティ設定を何度も行う必要がありません。リーディングリストなどの閲覧機能が豊富に揃っており、カスタム性の高さはPC版と同様です。
怪しい広告のストレスから解放されたい方には特におすすめのWebブラウザと言えます。
4位.Brave
Braveは、Brave Softwareが開発しているWebブラウザです。iOS、Androidに対応しています。シェア率は高くありませんが、PC版のブラウザも提供されています。
すべてのWebサイトにおいて、広告を自動ブロックするため、ページが高速で表示されます。また、公式サイトでは、他のブラウザと比較して2〜8倍の表示速度を実現しているとアナウンスされています。インターネットをストレスフリーに利用したいユーザーに適したアプリです。
さらに、ブラウザ使用時のバッテリー消費が他社と比較して約40%低減できるため、省エネしたい方にも向いています。
5位.Opera
Operaは、Opera Softwareが開発しているWebブラウザです。iOS、Windows、MacOS、Androidとマルチに対応しています。
特徴は、VPNを標準搭載している点です。VPNとは、「Virtual Private Network」の略であり、「仮想のプライベートネットワーク」を意味します。通常のインターネット上で利用できる、他者に干渉されないプライベートなネットワークのことです。この機能により、現在の位置情報や端末情報の流出を防ぐことができます。安全にインターネットを利用したい方におすすめです。
暗い場所での利用でも目に負担をかけない「ナイトモード」の機能も搭載されています。
参考: ディープラーニングのアクセシビリティを拡張する | euresys
検索エンジンとランキング決定の仕組み
検索エンジンが検索結果のランキングを決定する仕組みは、以下の3要素に分類されます。
- クローリング
- インデックス
- ランキング化
SEO対策を行ううえでは、どのようにランキングが決まるのか知っておくことが大切です。以下では、クローリング、インデックス、ランキング化について詳しく解説します。
クローリング
クローリングとは、検索エンジンに実装されている「クローラー」がインターネット上のコンテンツを巡回することです。クローラーとは、インターネットの情報を集めることを目的としたプログラムのこと。キーワード検索に必要な情報の収集を行います。
Googleなら「Googlebot」、Bingなら「Bingbot」など、 各検索エンジンによって独自のクローラーが存在しますが、基本的な役割は同じです。クローラーによって巡回されない限り、Web検索エンジンの検索結果に表示されることはありません。
通常は、Webサイトを公開すると自動的にクローラーが巡回して情報を集めてくれます。ただし、クローラーがサイトを巡回するまでには時間がかかり、 サイト作成者側でタイミングをコントロールすることはできません。「Googleサーチコンソール」を利用すれば、クローリングを促すことも可能です。
クローリングとは?スクレイピングとの違いや検索エンジンに重要な対策方法を解説
インデックス
インデックスは、クローラーによって収集されたコンテンツ情報を検索エンジンのデータベースに格納することです。データベースに格納された情報は キーワード検索されやすいように整理されます。インターネット上のコンテンツは、インデックスされてはじめてキーワード検索結果に表示されるようになります。
SEO対策を行ううえでは、ひとまずインデックスを目指すことになります。しかし、何らかの問題によってインデックスされないケースも少なくありません。検索エンジンの規約に違反してしまうと、 ペナルティによりインデックスされないことがあるため注意が必要です。
Googleインデックスとは?インデックスされない場合の登録方法も解説
ランキング化
インデックスされている情報をもとに、検索エンジンに実装されているアルゴリズムが各コンテンツを評価します。その評価によって、キーワード検索のランキングが決定します。ユーザーがキーワードを入力し、検索結果が表示されるまでの処理の流れは以下のとおりです。
- ユーザーがキーワードを入力
- 検索エンジンのアルゴリズムがインデックスされた情報とキーワードを照合
- キーワードと関連性の高さから順番にコンテンツを表示
搭載されているアルゴリズムは検索エンジンによって異なります。同じキーワードでも検索エンジンによってランキングが変化するのは、アルゴリズムの違いが原因です。
どの検索エンジンに対してSEO対策をすれば良いのか?
ここまで多くの検索エンジンをご紹介しました。SEO対策を行ううえでは、どの検索エンジンを意識すべきなのでしょうか。結論を言えば、少なくとも日本においてはGoogleの一択です。他の検索エンジンに対策を行う必要は、ほとんどないとさえ言えます。
上述したとおり、Googleは世界・日本でシェア率1位のブラウザです。さらに、日本シェア率2位のYahoo!もGoogleと同じアルゴリズムを採用しています。GoogleとYahoo!の日本シェア率を合計すると94.4%になるため、GoogleのSEO対策で日本のユーザーのほとんどをカバーすることになるのです。
日本においては、「Googleに良い評価をもらうこと」がSEO対策そのものであると言っても過言ではありません。
SEO対策とは?効果的なSEO対策の基本と実践方法【プロ監修】
個人のプライバシー保護に優れた検索エンジンは?
近年はインターネットユーザーのプライバシー意識が高まっています。そのため、プライバシー保護に配慮した検索エンジンのニーズも高まっている状況です。以下では、個人のプライバシー保護に優れた検索エンジンの代表例をご紹介します。
DuckDuckGo
DuckDuckGOは、「ユーザーの個人情報を一切追跡しないこと」を運営ポリシーとしています。個人のプライバシーを重要視するユーザーにおすすめの検索エンジン。また、機能が必要最低限なため、「ただキーワード検索をすることのみ」を望むユーザーに適しています。
StartPage
StartPageは、オランダの会社が運営・管理を行っている検索エンジンです。検索ユーザーのプライバシー保護に重きを置いて設計されています。Cookieの設定をせずにWebサイトを閲覧できる点が特徴です。このことから、パーソナライズされた情報は表示されません。入力したキーワードに対する純粋な検索結果が表示されます。
一方で、アルゴリズムはGoogleと同じものを使用しているため、検索結果の信頼性は申し分ありません。Googleと同じキーワード検索精度を求め、 かつ個人のプライバシー保護を重要視しているユーザーにおすすめです。
Qwant
Qwantは、フランスの会社が運営、管理している検索エンジンです。プライバシーを重視しており、デフォルトでは「検索履歴の記録」や 「個人の検索履歴に基づく広告の表示」を一切行わない仕様になっています。利用情報を記録するためには、ユーザーの同意が必要です。
一方で、インターフェースは使いやすく、利便性が高い検索エンジンです。検索結果には、Web上のコンテンツのほか、ニュース、社会といったセクションが表示されます。AIによって歌詞から楽曲を検索することも可能です。Qwantは特定の国からのアクセスを制限しており、日本からもアクセスすることができません。フランス政府はGoogleよりもQwantの使用を推奨しています。
検索エンジンランキングのまとめ
企業のサイト運営を行うためには、インターネットの基本について理解することが大切です。検索エンジンはユーザーが必ずと言っていいほど利用するシステムであり、インターネットの利便性を支えています。
シェア率は国内外でGoogleの一強であり、SEO対策も基本的にはGoogleを意識して行います。また、Web上にコンテンツを掲載する際には、ブラウザによる表記の違いについても意識しなければなりません。
Web制作会社のサービスを利用すれば検索エンジン、ブラウザに対して最適化されたWebサイトを手間をかけずに制作できます。Webサイトの立ち上げを検討している場合は、Web制作会社の利用を検討してみてください。
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検索エンジンのよくあるご質問
- 検索エンジンとは?
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検索エンジンとは、インターネット上の様々な情報を検索できるシステムのことです。日本では「Google」や「Yahoo!」が一般的な検索エンジンとして利用されています。
- ランキング決定の仕組みは?
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検索エンジンが検索結果のランキングを決定する仕組みは、「クローリング」「インデックス」「ランキング化」の3要素に分類されます。
クローリングによってインデックスが行われ、インデックスされている情報をもとに、検索エンジンに実装されているアルゴリズムが各コンテンツを評価することでランキングが決定します。 - どの検索エンジンに対してSEO対策をすれば良いのか?
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結論を言えば、少なくとも日本においてはGoogleの一択です。Googleは世界・日本でシェア率1位のブラウザです。さらに、日本シェア率2位のYahoo!もGoogleと同じアルゴリズムを採用しています。GoogleとYahoo!の日本シェア率を合計すると94.4%になるため、GoogleのSEO対策で日本のユーザーのほとんどをカバーすることになるのです。