SEO

最終更新日: 2023.11.10

記事作成おすすめツール14選!ライティングに役立つツールを厳選

記事作成おすすめツール14選!ライティングに役立つツールを厳選

記事作成ツールには、Webライターが記事を執筆する際に役立つさまざまな機能が搭載されています。ツールを活用することで、作業の効率化やミスの削減、記事の品質向上などが実現可能です。

しかし、記事作成ツールにはさまざまな種類があり、どれを使えばいいか分からない人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、記事作成ツールの種類とおすすめのツールについて紹介します。

山崎盛哉

監修者

1973年生まれ。編集プロダクション、業界誌記者、出版社勤務などを経て、大手小売業グループのハウスエージェンシー、コンテンツマーケティング会社でコンテンツディレクターとして勤務。2021年よりニュートラルワークスへジョイン。
20年超にわたる編集経験を活かしたコンテンツ制作が得意領域。

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

記事作成ツールとは

記事作成ツールとは

記事作成ツールとは、Webライターの方々がブログやSEO記事を作成する際に使うツール類のことです。「Word」や「Googleドキュメント」が代表的な記事作成ツールです。

他にもSEO記事の作成に役立つ「キーワード選定ツール」や「コピペチェックツール」など、幅広いツールが存在します。

これらは記事作成を多方面からアシストしてくれるため、Webライターの方なら使わない手はありません。

なお、ツールによって機能や活用できる場面が異なります。そのため、一つのツールだけでなく、利用目的や作成段階にあわせて複数のツールを使い分けると効果的です。

記事作成に便利なツールの種類

記事作成に便利なツールの種類

記事作成に便利なツールは、大きく以下の5種類に分けられます。

  • 文書作成ツール
  • キーワード選定ツール
  • 検索意図把握ツール
  • 文章校正ツール
  • コピペチェックツール

記事作成のすべてをサポートするツールはないため、段階にあわせて活用するツールを選択しましょう。

種類1.文書作成ツール

文書作成ツールは、作成する記事のテキストを入力し、保存するツールです。記事作成になくてはならない機能を持つため、あると便利というより、ライターに欠かせないツールといえます。

テキスト入力ができるツールは数多くありますが、記事作成に用いるのであれば、使いやすさや見やすさを重視することが大切です。

テキストの色を変える機能や、太字・下線などの装飾機能があれば、Web上にアップするときも近いビジュアルで記事作成を進められます。

また、企業などから依頼を受けて記事を作成する場合、納品方法を指定されることもあるため、その際は発注先が利用しているツールを選ぶのがおすすめです。

種類2.キーワード選定ツール

キーワード選定ツールは、記事のタイトルや見出し、本文などで利用するキーワードを選定するのに役立つツールです。

Webライティングでは、「どのキーワードで検索の上位表を狙うか」というキーワード選定が非常に重要な意味を持ちます。選ぶキーワードによって、上位表示を獲得できる可能性や検索ニーズとの合致度などが異なるからです。

キーワード選定では以下のような点を考慮する必要があります。

  • キーワードが検索されている数(検索ボリューム)の調査
  • 競合記事で使われているキーワード(共起語)の調査
  • 該当のキーワードとの関連キーワードやサジェスト

これらの要素すべてをツールなしで調べるのは大変な手間であり、非効率です。そのため、キーワードを選定する際は、ツールの使用をおすすめします。

種類3. 検索意図把握ツール

検索意図把握ツールは、検索ユーザーがどのような意図で検索しているかを知るためのツールです。記事の方向性や執筆する内容を決める際に役立ちます。

例えば、「記事作成」というキーワードで検索する人の場合、以下のような検索意図が想定できます。

  • 記事作成に役立つツールを調べたい
  • 記事作成の方法を調べたい
  • 記事作成に関する仕事を探している

このように、共通のキーワードであっても、検索する人が何を知りたいかによって、執筆すべき内容が異なります。

ユーザーの検索意図を把握することで、その内容にあわせたタイトルや見出しが作りやすくなるため、結果として、ユーザーが「読みたいと思える記事」にできる可能性が高くなります。

種類4.文章校正ツール

文章校正ツールは、作成した記事の文章校正をサポートするツールです。

文章校正をすべて手動だけで行おうとすると、時間と手間がかかり、誤字脱字などのミスを見落とす場合もありますが、文章校正ツールであれば、さまざまな項目をチェックできます。

例えば、同じ助詞の連続や文法誤りと思われる箇所などです。文章のミスを発見しやすくなるため、校正のスピードを上げることができ、品質の向上に役立ちます。

ただし、文章校正ツールによる校正箇所の提案が、必ずしも正しいとは限りません。ツールはあくまで補助として活用し、最終的には人がチェックする必要があります。
校正・校閲とは?違いや仕事内容を解説 校正・校閲とは?違いや仕事内容を解説

種類5.コピペチェックツール

コピペチェックツールは、完成した記事の文章がコピー&ペーストされたものでないか確認するツールです。

中でもSEO記事では、既にあるコンテンツと内容が似ていると、コピペコンテンツと判断されてしまい、検索エンジンからの評価が著しく下がるおそれがあります。

内容によっては、ペナルティの対象となる場合もあり得るため、記事を公開する際は必ずコピペチェックの実施をおすすめします。
重複コンテンツをチェックする方法は?基準や調べ方、対策方法も解説 重複コンテンツをチェックする方法は?基準や調べ方、対策方法も解説

おすすめの文書作成ツール

おすすめの文書作成ツール

ここからは、目的別におすすめの記事作成ツールを紹介します。この章で紹介する文書作成ツールは以下の3つです。

  • Microsoft Word
  • Google ドキュメント
  • WPS Writer

【無料】Google ドキュメント

【無料】Google ドキュメント

画像参照元|Googleドキュメント公式サイト

特徴
  • Web上で編集、閲覧するツールであり、ファイルの共有が容易
  • 編集内容が自動で保存されるため、保存忘れによるデータ消失の心配がない。過去の版に復元も可能
  • スマートフォンやタブレットなどPC以外の端末でも比較的使いやすい
おすすめできる人
  • 作成した文書の保存忘れやデータ消失などのリスクを抑えたい人
  • スマートフォンやタブレットなどを使い、時間や場所を問わず手軽に閲覧、編集したい人

Googleドキュメントは、Googleが提供する文書作成ツールです。Googleアカウントがあれば誰でも利用できる無料ツールであり、こちらも記事作成の定番ツールといえます。

【有料】Microsoft Word

【有料】Microsoft Word

画像参照元|Microsoft Word公式サイト

特徴
  • スペル、文法、句読点などのミスを自動でチェックする機能が搭載されている
  • 太字、下線、テキストの色など、編集に必要なツールが一通りそろっている
  • 定番ツールとして使用している人が非常に多い
おすすめできる人
  • 定番のツールを使いたい人
  • 一つのツールで文書作成から校正まで完了させたい人

Microsoft Wordは、Microsoftが提供する文書作成ツールです。定番ツールであり、依頼を受けて記事を作成する際は、Wordでの納品を求められるケースも多く見られます。

【有料】WPS Writer

【有料】WPS Writer

画像参照元|WPS Writer公式サイト

特徴
  • Microsoft Wordの互換性が高いため、導入したばかりでも使いやすい
  • 文書作成に必須な基本機能から、あると便利な機能まで一通り搭載
  • 通常の文書だけでなく、ハガキやチラシなどの作成にも便利
おすすめできる人
  • 豊富な機能性のツールを低コストで使いたい人
  • 記事作成だけでなく、チラシなどの作成も行う人

WPS Writerは、キングソフト株式会社が提供する文書作成ツールです。Microsoft Wordの互換性が高く、スムーズに文書作成できます。

おすすめのキーワード選定ツール

おすすめのキーワード選定ツール

続いて、キーワード選定ツールの紹介です。

  • Googleキーワードプランナー
  • aramakijake
  • Ubersuggest

【無料】Googleキーワードプランナー

【無料】Googleキーワードプランナー

画像参照元|Google広告 キャンペーンタイプページ

特徴
  • キーワード選定に役立つさまざまな機能を基本的に無料で利用できる
  • キーワードの月間平均検索ボリュームや競合ページの強さなどを確認できる
  • Google公式が提供するツールのため信憑性が高い
おすすめできる人
  • Googleの公式ツールを利用したい人
  • Google広告を利用している人

Googleキーワードプランナーは、Googleが提供するキーワード選定ツールです。Google広告のサービスの一つで、キーワードの検索ボリュームなどを調べられます。

※有料の広告出稿を行えば、キーワードプランナーでより詳細なデータが表示されます

【無料】aramakijake

【無料】aramakijake

画像参照元|aramakijake.jp

特徴
  • 調べたいキーワードを、検索窓に入力するだけというシンプルな操作性
  • Googleだけでなく、Yahoo!の月間推定検索数も表示される
  • 競合サイトの検索数予測も可能
おすすめできる人
  • シンプルな操作でキーワード選定を進めたい人
  • GoogleとYahoo!両方での調査をしたい人

aramakijakeは、株式会社ディーボが提供するキーワード選定ツールです。調べたいキーワードを検索窓に入力するだけで、手軽に関連語や推定検索ボリュームなどを確認できます。

【無料】Ubersuggest

【無料】Ubersuggest

画像参照元|Ubersuggest公式サイト

特徴
  • 日本語/日本以外のさまざまな結果も調査できる
  • キーワード候補の提案機能もあり、それぞれ競合・季節性などの確認も可能
  • 作成する記事の方向性を決めるのに便利なコンテンツアイデア機能を搭載
おすすめできる人
  • 日本国内に限らず、グローバルな範囲を対象としたコンテンツマーケティングを行う人
  • 無料で豊富な機能を使いたい人

Ubersuggestは、Neil Patel社が提供するキーワード選定ツールです。日本語・日本の検索結果だけでなく、諸外国の検索結果にも対応しています。

※有料プランもあります
SEOのキーワード選定方法を解説!SEOキーワードツールも紹介 SEOのキーワード選定方法を解説!SEOキーワードツールも紹介

おすすめの検索意図把握ツール

おすすめの検索意図把握ツール

検索意図把握に便利なツールは以下の2つです。

  • ラッコキーワード
  • Yahoo!知恵袋

【無料】ラッコキーワード

【無料】ラッコキーワード

画像参照元|ラッコキーワード公式サイト

特徴
  • キーワードのサジェストから、どのようなキーワードと一緒に調べられているか・どこにニーズがあるかなどを推測できる
  • YouTubeやAmazonなど、Google以外にもサジェストを調査できるサイトが豊富
  • 調査結果のCSVダウンロードが可能
おすすめできる人
  • なるべく多くのサジェストを把握したい人
  • Google以外でのサジェストも調べたい人

ラッコキーワードは、ラッコ株式会社が提供するキーワードリサーチツールです。入力したキーワードのサジェストが多数表示されます。

※無料で利用できる範囲は限られます。機能をフルで使いたい方は有料プランを選ぶ必要があります

【無料】Yahoo!知恵袋

【無料】Yahoo!知恵袋

画像参照元|Yahoo!知恵袋公式サイト

特徴
  • 質問の投稿、回答ともにユーザー同士で行うコミュニティサービス
  • ユーザーが抱えている疑問を把握できるためニーズの推測に便利
  • 質問や回答の閲覧だけであれば会員登録・ログイン不要
おすすめできる人
  • ターゲット層の抱える悩みを詳しく調べたい人
  • ユーザーのリアルなニーズに沿ったコンテンツを作成したい人

Yahoo!知恵袋は、Yahoo!が提供するコミュニティサービスです。調べたいキーワードで検索すると、関連する内容の質問が表示されるため、ユーザーがどのようなニーズを持っているかの把握に役立ちます。

おすすめの文章校正ツール

おすすめの文章校正ツール

おすすめの文章校正ツールとして、以下の3つを紹介します。

  • Enno
  • 文章校正ツール
  • Just Right!7 Pro

【無料】Enno

【無料】Enno

画像参照元|Enno公式サイト

特徴
  • タイポ・誤字脱字・誤変換・文字化けなどあらゆるエラーに対応
  • 全角句読点込みの文書やソースコードなどさまざまな文書のチェックが可能
  • チェックした文書はデータベースやログに保存されないためプライバシーが保護される
おすすめできる人
  • 手軽な操作で文章校正を行いたい人
  • プライバシー保護やセキュリティに不安がある人

Ennoは、日本語文書のエラーを自動チェックするツールです。入力フォームに、チェックしたい文章を貼り付けるだけで手軽に利用できます。

【無料】文章校正ツール

【無料】文章校正ツール

画像参照元|文章校正ツール公式サイト

特徴
  • 誤変換、ら抜き言葉などの表記、表現の間違いの他、使用注意語、不快語などの不適切な表現も検出
  • 分かりやすい表記への提案も実施される
  • 一度に校正できる文字数が多い
おすすめできる人
  • 明確な誤りの指摘だけでなく、より良い文章にするための提案も受けたい人
  • 1万文字程度の長文を校正したい人

文章校正ツールは、so-zou.jp上で提供されているテキスト処理ツールの一つです。一度に1万文字までの日本語文章を校正できます。

【有料】Just Right!7 Pro

【有料】Just Right!7 Pro

画像参照元|Just Right!7 Pro公式サイト

特徴
  • 指摘箇所がマーキングされるため一目見ただけで修正するべき場所を把握できる
  • 訂正候補の提示機能が搭載されており、どのように修正するべきかの参考になる
  • 公用文ルールに対応
おすすめできる人
  • 文章校正にかける時間を可能な限り短縮したい人
  • 公用文ルールに沿った正確な記事を作成したい人

Just Right!7 Proは、株式会社ジャストシステムが提供する文章校正ツールです。指摘箇所がマーキングされるため、どこを直すべきか一目で把握できます。

おすすめのコピペチェックツール

おすすめのコピペチェックツール

最後に、コピペチェックツールを紹介します。

  • CopyContentDetector
  • こぴらん
  • chiyo-co

【無料】CopyContentDetector

【無料】CopyContentDetector

画像参照元|CopyContentDetector公式サイト

特徴
  • 類似度・一致率・テキスト類似度という3つの指標からコピペチェックが可能
  • Web上の記事と一致・類似している部分が色付けされるため分かりやすい
  • コピペチェックしたい文章をCSVファイルから一括登録が可能
おすすめできる人
  • コピペ率に影響している修正すべき箇所を手軽に把握したい人
  • コピペチェックしたい文章が多い人

CopyContentDetectorは、株式会社ニューシステムクリエイトが提供するコピペチェックツールです。類似度、一致率、テキスト類似度(過去にコピペチェックをしたテキスト間の一致率)のチェックができます。

※一部の機能は有料プランでないと利用できません

【無料】こぴらん

【無料】こぴらん

画像参照元|こぴらん公式サイト

特徴
  • レスポンシブデザインを採用しており、PC、スマートフォン、タブレットなどあらゆる端末で利用可能
  • フォームに入力された文章の文字数をリアルタイムでカウント
  • 任意のページで文章を選択した状態からコピペチェックができるブックマークレット機能を搭載
おすすめできる人
  • スマートフォンやタブレットからもコピペチェックをしたい人
  • 公式サイトにアクセスせず手軽にコピペチェックをしたい人

こぴらんは、無料で利用できるコピペチェックツールです。レスポンシブデザインのため、PCだけでなくスマートフォンやタブレットからも利用できます。

【無料】chiyo-co

【無料】chiyo-co

画像参照元|chiyo-co公式サイト

特徴
  • 一致率や類似率といったリスクをグラフ・レーダーチャート・該当箇所の色付けなどで表現するため直感的に分かる
  • 特徴的な表現の抽出機能を搭載
  • Word、Excel、PDFなどローカルファイルのチェックも可能
おすすめできる人
  • 直感的で分かりやすい仕様のツールを求める人
  • ローカルファイルのコピペチェックを手軽に行いたい人

chiyo-coは、CROCO株式会社が提供するコピペチェックツールです。大手企業における導入実績も有しています。

※月間10解析まで無料プランで対応可能

記事作成ツールを活用して記事の品質を底上げしましょう

記事作成ツールを活用して記事の品質を底上げしましょう

記事作成は、文章の作成だけでなくキーワード選定や検索意図の把握、校正、コピペチェックなど、やるべき作業が多いです。これらすべてを手動で行うのは非効率的であり、ミスのリスクも高くなります。

読みやすくて伝わりやすい記事を効率良く作成するためには、記事作成ツールを活用するのが効果的です。作業工程や目的にあわせて、適した記事作成ツールを使い分けましょう。

監修者紹介

山崎盛哉

山崎盛哉

コンテンツディレクター

1973年生まれ。編集プロダクション、業界誌記者、出版社勤務などを経て、大手小売業グループのハウスエージェンシー、コンテンツマーケティング会社でコンテンツディレクターとして勤務。2021年よりニュートラルワークスへジョイン。
20年超にわたる編集経験を活かしたコンテンツ制作が得意領域。