マーケティング

最終更新日: 2023.05.17

【コロナ禍におけるデジタルマーケティング人材の採用実態を調査】会社経営者層の53.6%が「デジタルマーケティング人材の採用」に課題があると回答

【コロナ禍におけるデジタルマーケティング人材の採用実態を調査】会社経営者層の53.6%が「デジタルマーケティング人材の採用」に課題があると回答

デジタルマーケティング支援をしている株式会社ニュートラルワークス(神奈川県茅ヶ崎市 代表取締役:三木五月、以下「ニュートラルワークス」)は、デジタルマーケティング人材の採用を行っている会社の経営者・会社役員194名を対象に「デジタルマーケティング人材の採用」に関する実態調査を行いました。

本調査は、近年、コロナ禍の影響により急速に需要が伸びている「デジタルマーケティング」領域について、自社の「デジタルマーケティング人材の採用」需要がどのような現状にあるかを調査したものです。
調査結果からは、「デジタルマーケティング人材の採用」に対して「課題」を感じている方が多数存在することが判明しました。
「人材採用に苦労している」理由は、「高度なスキルを持った人材の不足」が最も多く、デジタルマーケティング人材を採用したいと思っているものの、良い人となかなか出会えないことが一因として挙げられます。また、「取り組みたいと思っているが取り組めていない施策」についても調査結果から需要が改めて浮き彫りとなりました。

石田 哲也

監修者

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

調査結果のサマリー

  • 「デジタルマーケティングへの取り組み」は半数以上が「重要」と回答
  • 「デジタルマーケティング人材の採用」に「苦労している(53.6%)」
  • 「人材採用」の苦労の要因「1位:高度なスキルを持った人材の不足」
  • 「取り組みたいが取り組めていない施策」の「1位:Web広告」

調査概要

調査対象 :デジタルマーケティング人材の採用を行う会社の経営者もしくは役員
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2023年2月14日〜2月15日
サンプル数:194名

調査詳細

Q.デジタルマーケティングの重要性について

デジタルマーケティングの重要性について

まず、自身の会社がデジタルマーケティング人材の採用を行っている方を対象に、デジタルマーケティングに取り組むことの重要性について考えを伺いました。
その結果、「とても重要」が25.3%、「どちらかといえば重要」が45.9%と回答。合わせて70%以上がデジタルマーケティングを重要視しており、そのための人材の確保に取り組んでいることが分かりました。
コロナ禍以降、オンライン上での集客が主流となり、多くの業種でデジタルマーケティングの重要性が増していることが背景として感じられる結果となりました。

Q.デジタルマーケティング人材採用の状況について

デジタルマーケティング人材採用の状況について

デジタルマーケティングの重要性を感じている企業の割合が高いことが分かりましたが、人材採用の状況については「とても苦労している」が16.0%、「どちらかといえば苦労している」が37.6%と回答。合わせて半数以上(53.6%)が「苦労している」と回答し、思うように採用を進めるには障壁があることがうかがい知れる結果となりました。

Q.デジタルマーケティング人材の採用に苦労している原因は?(複数回答)

デジタルマーケティング人材の採用に苦労している原因は?

一体、採用がうまくいかない理由はどこにあるのでしょうか。「デジタルマーケティング人材の採用に苦労している原因」について複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「高度なスキルを持った人材の不足(51.9%)となりました。「市場全体での人材不足」(23.1%)が4位に留まっていることから、「人材はいるけど採用したい人に出会えない」という企業が多い現状がうかがえます。
また、2位には「採用予算の不足」(39.4%)がランクイン。接点を作るために特別なルートが必要であったり、効率的に採用活動をおこなうことが難しかったりということも、専門的な知識を持つデジタルマーケティング人材の採用コストがかさんでしまう要因の1つだと考えられそうです。

Q.「取り組みたいが取り組めていないデジタルマーケティング施策」は?

「取り組みたいが取り組めていないデジタルマーケティング施策」は

最後に、取り組みたいが取り組めていないデジタルマーケティング施策が「ある」と回答した方を対象に、具体的に何の施策に取り組めていないのかを調査。その結果「Web広告」が最も多く、約4割(38.3%)となりました。
認知から獲得まで幅広く活用される「Web広告」ですが、求められる専門知識や運用の手間といったハードルの高さもあることが、取り組めていない会社が多い一因だと考えられます。
優秀なデジタルマーケティング人材の確保に苦戦している企業においては、このような専門領域の業務を外部へ委託するなど、リソース面でのやりくりも検討していく必要がありそうです。

デジタルマーケティング人材採用のポイント

近年デジタルマーケティングの需要が拡大していることから、優秀な人材を社内で確保したいと考える企業が増えてきています。しかし、「デジタルマーケティング」と一口に言っても、広告運用・SEO・SNS・サイトコンサルティングなどと範囲が非常に広いため、求められるスキルや得意分野もそれぞれ異なります。
そのため、デジタルマーケティング人材の採用を始める前に、まずは自社で実施したいデジタルマーケティング領域を明確にし、求める人物像を具体化することが重要だと考えます。
また、自社でデジタルマーケティング人材の育成を行う場合にはそれなりのコストと、マーケティングに対する理解が必要ですので、雇用をする側の企業においても環境の整備が必要不可欠です。
すぐにデジタルマーケティングで成果を出したいと考えていらっしゃる企業では、まずは専門の業者に外部委託をし、デジタルマーケティングに対する理解を深めながら環境を構築し、段階的に採用を進めていくことをお勧めします。

●自社でデジマ人材を抱えることの「メリットとデメリット」
<メリット>

  • 意思決定や実施のスピード感が高まる
  • 社内に業務ノウハウを蓄積できる

<デメリット>

  • 社内の環境次第では人材を活用しきれない場合がある
  • 最新の知識や情報のキャッチアップが遅れる

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格