この記事のポイント
この記事でおさえておきたいポイントは以下です。
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Criteo(クリテオ)とは?
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Criteo(クリテオ)は、自社ウェブサイトを訪れたユーザーをサイト外まで追いかけ、興味関心に応じた広告を表示させるリターゲティング型の動的ディスプレイ広告サービスです。広告自体が商品の詳細ページへ直結しているので、CVアップへとつながります。広告バナーは、ユーザーデータに基づき自動で生成されるため、自社商品データを一度用意してしまえば、ターゲットに合わせて広告を作成する必要がありません。
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Criteoの広告出稿条件
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運営サイトの訪問者数が、デイリーで1,500UU以上、もしくは直近1ヶ月間で4万UU以上であることが求められます。広告配信開始から50万円に達するまでは、配信を停止できないことにも注意しましょう。始めるには自社が扱う商品データのリストの作成や、Criteoが提供しているタグの自社Webサイトへの設置などが必要となります。
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Criteo利用のポイント
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要となるデータフィードを正しく設定する必要があります。ただ登録すればいいという訳ではなく、CVアップを見越して、随時商品名や商品説明の見直しや変更をしていきましょう。またCriteoはタグの実装が非常に難しいと言われています。htmlだけでなくJavascriptの知識も必要になるため、社内にエンジニアがいなければ代理店に依頼した方がいいでしょう。
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目次
Criteo(クリテオ)とは?
Criteo(クリテオ)は、リターゲティング型の動的ディスプレイ広告サービスです。Criteoはフランス・パリ発の会社で、全世界19,000社以上の広告主と契約しているリターゲティング広告のパイオニアです。日本では2011年にサービスがローンチされました。
Criteo(クリテオ)の特徴
Criteo(クリテオ)にはどのような特徴があるのでしょうか?
5つの特徴を見てみましょう。
リターゲティング型の動的ディスプレイ広告
Criteo(クリテオ)最大の特徴は、なんといってもリターゲティング型の動的ディスプレイ広告です。「リターゲティング型動的ディスプレイ広告」を噛み砕いていうと、「自社ウェブサイトを訪れたユーザーをサイト外まで追いかけ、興味関心に応じた広告を表示させる」ことです。
1つひとつ詳しく説明します。
▶リターゲティング:自社ウェブサイトを訪れたユーザーの行動を追跡すること。行動ターゲティングのひとつ
▶動的:広告内容を固定しない。ユーザーの興味関心により内容を変化させる。
▶ディスプレイ広告:ウェブサイトやアプリ上で表示される広告。バナー広告と呼ばれることも。
リターゲティング型動的ディスプレイ広告は、ユーザー行動を最も反映しているWeb広告の一つと言えます。
広告バナーは自動作成、バナーの準備は不要
Criteo(クリテオ)の広告バナーは、ユーザーデータに基づき自動で生成されます。そのため、データフィードと呼ばれる自社商品データを一度用意してしまえば、ターゲットに合わせてイチイチ広告を作成する必要がありません。
広告のクリック後に商品詳細に誘導
Criteo(クリテオ)の広告は、商品単位でリターゲティングしており、広告自体が商品の詳細ページへ直結しているので、CTRが高くなり結果的にCVアップへとつながります。
ユーザーの商品への興味関心度を分析し、確度に応じた広告表示ができることが、Criteo(クリテオ)の強みでもあります。
Yahoo!広告のディスプレイ広告(YDN)やFacebookに広告配信できる
Criteo(クリテオ)はYahoo!Japanと提携しており、Criteo(クリテオ)を使うことで月間150億PVのYahoo!ニュースのトップページで配信させることができます。そのほかにも、
- goo
- MSN
- はてなブックマーク
- 食べログ
など多数のメディアへ配信されている上、Googleなどの広告ネットワークとの連携もしています。
AIエンジンの学習機能で広告配信精度が日々効率化される
広告配信開始直後の1~2ヶ月は、広告のCTRなどは思ったほどではないのですが、機械学習が進むほど、精度が格段に上がります。時間経過でデータが蓄積される分、パフォーマンスの改善が日を追うごとに見込めます。
Criteo(クリテオ)の広告はサイトに商品数が多いサイトほど効果的
Criteo(クリテオ)の広告は、とくに相性のいい業界があります。それは、SKU(商品数)が多くニッチ商品でないECサイトや求人サイト、中古車、不動産、旅行サイトなどです。なぜこれらの業界がとくに相性がいいかと言うと、掲載商品(案件)数が多いため、AIの深層学習によりデータ分析精度が高まるからです。データ数が膨らむ分、ユーザーへの広告訴求内容とタイミングが、より緻密になります。
目安として、ECサイトであれば、最低10商品以上の品揃えが必要だとされています。
Criteo(クリテオ)での広告出稿には条件がある
可変性が高く、ユーザーへの広告訴求が得意なCriteo(クリテオ)ですが、誰でも広告出稿できるわけではなく、出稿には条件があります。
最低予算が50万円以上
Web広告というと、クリック課金型がメジャーのため、初期費用を抑えられるイメージがありますが、Criteo(クリテオ)の場合は、最低50万円が必要です。これはサブスクのように毎月50万円かかるのではなく、広告配信開始から50万円に達するまでは、配信を停止できないということです。配信開始後1ヶ月以内で50万円に達することもあれば、Webサイトの規模感によっては数ヶ月以上かかることもあるでしょう。
サイト訪問者数1500UU/日もしくは4万UU/月以上であること
運営サイトの訪問者数が、デイリーで1,500UU以上、もしくは直近1ヶ月間で4万UU以上であることが求められます。Criteo(クリテオ)はAIの深層学習を強みとするため、ある程度のサイト規模感が必要とされています。
Criteo(クリテオ)を始めるのに必要なこと
では、Criteo(クリテオ)を始めるにはどんなことが必要なのでしょうか?
広告配信を行う商品データのリストの準備
まず、商品データフィードの作成が必須です。商品データフィードとは、自社が扱う商品データのリストのことです。
商品データフィードは、商品説明や価格、カテゴリーなど、Criteo(クリテオ)の規格に合わせる必要がるので、Criteo(クリテオ)の規格に合わせて商品データフィードを作成するのが面倒な場合は、思い切って代理店に依頼し、負荷を軽減させましょう。
Criteo(クリテオ)が提供するタグの設置
Criteo(クリテオ)が提供しているタグを、自社Webサイトへ設置します。Criteo(クリテオ)には5種類の専用タグがありますが、このタグを設置することで、ユーザー行動を分析し、広告の最適化を行います。なおタグの設置には、Javascriptの知識が必要です。
Criteo(クリテオ)で効果を高めるポイント、注意点
Criteo(クリテオ)を導入し、広告効果を最大限に高めるためのポイントと注意点を紹介します。
データフィードを正しく設定する
Criteo(クリテオ)の要となるデータフィードを正しく設定する必要があります。データフィードが大元になるため、いかなる入力のミスも許されません。データフィードにただ登録すればいいという訳ではなく、CVアップを見越して、随時商品名や商品説明の見直しや変更をしていきましょう。
以下は、Criteo(クリテオ)のおもなデータフィードです。
id | 商品id |
---|---|
name | 商品名 |
description | 商品についての説明 |
producturl | 商品掲載ページのURL |
bigimage | 商品画像のURL |
price | 商品価格 |
categoryid1 | カテゴリーのid1 |
categoryid2 | カテゴリーのid2 |
categoryid3 | カテゴリーのid3 |
複数の商品カラーをデータフィードに登録する
従来のリスティング広告では、パフォーマンスの悪い商品をデータベースから除外することで、コンバージョン率のアップを改善できていました。しかしCriteo(クリテオ)は、従来のリスティング広告とは異なります。AIがユーザーデータを蓄積するまでは、どのような商品がどう反応するのか分かりません。そのため、複数のカラーを登録して経過観察することが必要になります。
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データフィードを頻繁に正しい情報に更新する
Criteo(クリテオ)はデータフィードに基づいた深層学習を行うとお伝えしましたが、一度登録された情報の定期的な見直しと内容変更は、随時必要です。
たとえば、せっかく新商品が発売されても、データフィードに登録されていなければ、広告反映されません。
ほかにも、
- 廃盤になった商品がデータフィードに登録されている
- 価格変更により、新価格と旧価格で乖離がある
- 商品改正により、現在の商品画像と異なっている
などがあります。
新商品の追加や商品の売り切れによる誘導ミスをなくすためにも、データフィードの随時更新は重要です。
Criteo(クリテオ)のタグ設置は難しい?
Criteo(クリテオ)は、タグの実装が非常に難しいと言われています。タグの実装には、htmlはもちろんのことJavascriptの知識も必要になります。そのため、社内にエンジニアがいることが、Criteo(クリテオ)導入可否の分かれ道となるでしょう。
Criteo(クリテオ)のタグ設置は初心者ができる作業ではないので、その場合は代理店に依頼した方がいいでしょう。
まとめ
Criteo(クリテオ)は、深層学習でユーザーを追跡でき、非常に効果が高い広告ですが、導入に向いている業界・向いていない業界があることに加え、導入時のタグ設置が難しく、初心者向きの広告プランではないなどの難点があるのも事実です。導入のサポートも行えますので、興味がある方はぜひお気軽にニュートラルワークスにご相談ください。