大規模メディアの改修プロジェクト、また大きな組織だからこそのこだわりやプロダクトのしがらみがあり、WEB制作会社の候補数は10社にものぼりました。

ニュートラルワークスは返信や再提案のスピード感のほか、柔軟に意見を反映し一緒に制作していってくれる姿勢がとてもやりやすく、結果としてすごくコストパフォーマンスの高いプロジェクトとなりました。

そう語るのは、本リニューアルのプロジェクトリーダーである高幣様。

自社の希望や制限を踏まえつつ、どのように大規模なリニューアルに至ったのでしょうか。

――全てはお客様のために。

より楽しんで見ていただけるサイトにするための進行・実装について東京ガス株式会社の高幣様と橋本様にお話を伺いました。

―まず依頼先を探された経緯から教えていただけますでしょうか。

高幣様：元々は旧サイトが老朽化していたところと、壊れていて直せないところもあり、マーケティング戦略面でも施策を打ちづらいサイトでした。
そこがリニューアルプロジェクト発足の大きなきっかけです。

自由度の高いCMSかつ、手ごろな価格感や誰でも直感的に使えるようなUIのものを追及していくと、microCMSにあたりました。そこで、microCMSを使ったWEB制作が得意な会社を調べたら、ニュートラルワークスさんが出てきたんです。

※microCMS…APIベースの日本製ヘッドレスCMS。ニュートラルワークスはmicroCMSの公式認定パートナー。

―何社くらい候補があったんですか？

高幣様：当初は10社くらい候補がありました。ニュートラルワークスさんは検索で知りましたが、サイトに掲載されている制作実績を見て、表示速度やデザインなどのさまざまな観点で見た時に「すごくしっかりしてるな」と好印象を受けたんです。

―弊社のサイトにたどり着かれた時に問い合わせてみようと思われたきっかけは？

高幣様：マーケティングに強いと謳っている会社でも、実際聞いてみると「できない」と言われることも多くあったんです。

将来的には弊社の別システムと連携をさせる狙いや、しっかりとペルソナを決めてお客様が「より見たい、見てて楽しくなる」と思っていただけるデザインにしたいこともあり、先程も言った通り実績などを見てニュートラルワークスさんにお問い合わせを入れました。

―その中でニュートラルワークスに決めてくださった決定打などはありますでしょうか？

高幣様：最初は「制作実績がしっかりしてるな」という印象でした。初めてお問い合わせさせていただいて、受け答えがしっかりしているのと、内容の濃い提案書。こちらがご発注も約束しないうちから、提案書を出してきて下さったのはすごく助かりました。

他社さんですと、改善提案のところまではいかず「こういうこと出来ますよ」くらいの内容でした。

ニュートラルワークスさんにお任せしたら、「ここを改善します」と、詳しくご提案いただいたのが、凄く印象的でした。

―実際にリニューアルしてみて、何か変わったことなどありますか？

高幣様：流入数など、数値的なところはまだリリースして日が浅いので出ていないのですが、社内の声では「元々無機質な印象だったけれど、雰囲気が出て見ていて楽しくなった」との声を聞きます。

旧サイトはペルソナが明確に決まっておらずあたり触りのない感じになっていましたが、今回はニュートラルワークスさんと一緒にそこを固めて世界観を作り込んだので、うまく伝わってよかったなと思っています。

あとは表示速度ですね。かなり高速で、サクサク見られるようになったのも嬉しいです。

新規コンテンツの有識者とのコラボでは記事に写真を多用するのですが、スライダーを使えるようになって見せ方としても使いやすくなったのと、読み込みが早くなったという改善はすごく意味がありました。

さらに、記事をお気に入り出来るようになった部分は、弊社のメディアを昔から見てくれてる人から明るい声をいただきます。

―弊社との仕事の中で何か印象に残っている具体的なエピソードはありますか？

高幣様：先程の話にもあった世界観の作り込みの部分、デザインのキービジュアルを決めるところは結構やり取りさせていただいたのですが、初回にご提案いただいたものがちょっとイメージと違った際に、早く次の提案をお出しいただいたり、パターンを何案か出していただいたりしたところを「柔軟でいいな」と思っていました。

橋本様：僕は途中からプロジェクトに参画させていただいた身だったので途中からの関わりにはなってしまったんですが、やり取りする中でレスポンスの速さでは大変助かっていました。
いつも受け答えが凄くしっかりしているのと、最適解をすぐ実現していただけるところやスピード感はすごいと思っています。

「すごく楽なリニューアルでした（笑）」担当者が語る進行のスムーズさ

―弊社とのお取引後、弊社に対する印象を教えてください。

高幣様：実は別サイトのリニューアルを他で併行して進めていたんですが、それがかなり大変だったんです。そちらを思うと、最初から“阿吽の呼吸”ができていたなと。
弊社の判断を要するところだけ聞いてくださり、こちらの時間や人員をとられることなく、メインビジュアルなど大規模なリニューアルができました。

取り組みとして非常にコストパフォーマンスが高かったと思っています。

NW：嬉しいです！　何か弊社へのリクエストのようなものはありますでしょうか？

高幣様：いえ。定例を毎週、やらせていただいたりして本当に的確なご意見、ご判断を毎回のようにいただいたので…。これといってございません。

―これからの展望みたいなものはございますでしょうか。

高幣様：弊社のメディアは、社内でも注目が高まっています。「多方面で活用出来るのではないか」という声が多いのです。

アウトプットもより高いレベルを目指してやっていきたいのと、オウンドメディアで一時は100万MAUいくメディアになっていったこと。これはかなりすごいことだと思うので「その価値を高めていければな」と思います。

NW：ぜひお手伝いさせてください！

高幣様：はい。7年くらいメディアを運用しているのですが、どうしてもCVRが今、少ないんですよね。「もっと売りに繋げなきゃ」というターンに来ているので、そういった時に「どこにCTAがあったらいいのか」「どんなデザインだったらいいのか」という部分はご提案いただきたいのでぜひ、お願いします。

NW：一旦はリニューアルというところで既存の機能などを引き継ぐなどの部分を最低限やるお話でしたよね。今後はCVについても改善したり、試行錯誤出来るようにといった部分を当初からご要望としていただいていたので私たちもお力になれればと思います。

高幣様：ありがとうございます、ぜひよろしくお願いします。

―最後に、今後弊社とどんな形でお付き合いしていただけそうか、期待することなどございましたら、教えて下さい。

高幣様：今後も何か気になる点や要望がありましたら遠慮なく言っていただいて、どんどん前に進んでいけたらと思っています。今年度、お願いしたメディア以外にも家庭用ウェブサイトの話もありました。弊社のメディアは全般的にUI/UXの改善を継続的に行ってきています。そのなかでも、お願いしたメディアのUI/UX改善が出来たのは良かったと感じています。

また、私はデザインを担当する部分を少し持っていて、デザイン目線でも「お願いしたメディアはこういう風にやっているから、じゃあ自分たちもこうしようか」と参考にさせてもらう部分もあり、良い刺激をいただけました。
大変良かったです。これから、よろしくお願いします。