株式会社DataSpoon
ユーザーにとって必要なサービスが探しやすいサイトかつ、リブランディング後の世界観を反映したサイトが完成しました。サイト制作でありながらSEOの専門家としてのマーケティングを見据えたご提案と緊密な連携で理想のサイトが実現。オウンドメディア構築も同時にご支援させていただきました。
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課題
- サービス拡大に伴い、旧サイトのキャパシティーに限界を感じた
- リブランディングで新旧の情報が混在し、必要なサービスを探しづらい状態に
- コーポレートサイトとサービスサイトを統合し一本化したい
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提案
- ご提案は迅速に対応かつ、メンバーの方に分かりやすくご説明
- 必要なサービスを見つけやすく、新旧のサービス区分を明確にできるサイト構成をご提案
- クライアント様のご要望にただ賛成するだけでなく、本当に必要なことは言いにくいことでも率直にご提言
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成果
- いい生活様とニュートラルワークスが一つのチームとなり、スムーズにプロジェクトが進行
- 新旧サービスの区分が明確になり、顧客にとって必要なサービスが分かりやすいサイトに
- SEO観点からあえて1本化しない施策を採用。オウンドメディア構築、リスティング広告の同時施策でマーケティングやCV対策もしっかり対応
制作後インタビュー
株式会社いい生活
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マーケティング本部 チームリーダー
千原様
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マーケティング本部 チームリーダー
千原様
2022年に行われたリブランディングとサービス拡大に伴い、全面的なサイトリニューアルを実施されました。
サイトの全面改修と同時に、オウンドメディア運用、オンラインセミナーの充実など顧客への満足を提供するためのコンテンツ強化に努めておられます。
今回は、株式会社いい生活の千原様、サイトリニューアルのディレクターを務めたニュートラルワークス 小林、MC 新井で、サイトリニューアルについて振り返っていきたいと思います。
リブランディングに伴うサイトリニューアル
NW新井:株式会社いい生活 様の事業内容について教えてください
千原様:弊社は2000年創業で、一貫して不動産業、不動産市場に特化したクラウドサービスを提供しています。今ではクラウドという言葉を皆さんが聞きなれていますが、創業からしばらくは、「クラウドって何?」「外部にデータ預けて大丈夫なの?」という感じが多かったです。
現在では、1500法人、4500店舗を超えるお客様に弊社サービスをご利用いただいています。
NW新井:2022年に、御社のリブランディングをされたんですよね。
千原様:はい、リブランディングを行ったことで、サイトのリニューアルの必要性が高まり、ニュートラルワークスさんとのお取引につながりました。
いい生活では、「心地いいくらしが循環する社会のしくみをつくる。」というビジョンを掲げ、「テクノロジーと心で、たくさんのいい生活を」というミッションの実現に向け取り組んでいます。
それは、顧客である不動産事業者の業務をテクノロジーで進化させ、不動産業並びに不動産市場のDXを推進する事業となります。そのため取り扱う業務範囲も年々拡大し、毎年のように新しいサービスを開発し続けています。
このような多くの新サービスを組み込めるようなサイトの必要性が高まってきたというのが、サイトリニューアルを決めた大きな理由です。
複数の課題とコーポレートサイトとサービスサイトの一本化をうまくできる制作会社を探した
NW新井:ニュートラルワークスにお問合せをいただきっかけをお伺いできますか?
いい生活様とニュートラルワークスとの出会い
千原様:旧サイトを制作したのは5年以上前で、ビジュアル的にも、新サービスを追加するにしても、それらを想定して作られていなかったため、キャパシティーが不足していると感じました。
また、弊社はコーポレートサイトとサービスサイトが別々にあります。リブランディングをして「いい生活」を全面で打ち出すために、サイトを統合して一本化しようという話しがあがりましたが、サイトの統合がうまく進められるかも課題でした。
このような課題について、どこに依頼すれば対応してもらえるのだろうかと、サイトをひたすら検索して探した結果、ニュートラルワークスさんを見つけたわけです。
今回のサイトリニューアルでは、5社さんに声をかけて、いろいろお話しを伺いました。
大きな課題は、ターゲットユーザーが目的のサービスを見つけやすくすること
NW新井:御社のサイトリニューアルのディレクターを務めたニュートラルワークスの小林にも、話しを聞いてみたいと思います。
NW小林:旧サイトを拝見した印象は、リブランディングによって、サービスの種類が増えたり、区分が変わってしまったりするなどして新旧のサービスが混在し、顧客にとって分かりにくいサイト構成になってしまっていると感じました。
具体的な目的を持った顕在層の顧客が訪れたとしても、求めるサービスを見つけにくい状態になってしまっているなと……。
そこで、今回のリニューアルでは、ターゲットユーザーが目的のサービスを見つけやすくすること、そして、リブランディングによる新しいサービス区分をサイトにしっかりと反映することを、最大の課題として取り組んでいくことが肝になると思いました。
千原様:振り返ると、当時は我々もリブランディング直後で、小林さんに質問されても「それは何のことでしたっけ?」といった場面もありましたね。
NW新井:第三者の小林がディレクターとして入ることで、御社とは別の視点で、課題などを整理していくことができたという感じだったのですね。
唯一、反対意見を提示してくれた点も信頼できるポイントに
NW新井:比較検討して会社を選ぶ上で、最終的にニュートラルワークスを選んでいただいたポイントをお聞かせください。
千原様:まずは、ニュートラルワークスさんが柔軟に依頼に対応してくれた点です。リニューアルプロジェクトのメンバーに対する説明の場面でも、迅速に対応していただき非常に助かりました。
内容的なところですと、サイトリニューアルだけではなく、オウンドメディア運用の提案があったことも大きな決め手でした。ちょうど、リニューアルのタイミングでコンテンツマーケティングの運用も視野に入れていたため、その点を任せられるのは非常に良かったです。
ニュートラルワークスさんはウェブサイトの構築デザインだけでなく、リスティング広告や記事作成などのサービスを提供されています。リニューアル後も、ニュートラルワークスさんに依頼すればさまざまな相談ができると感じました。
NW新井:ありがとうございます!
千原様:また、他の4社がコーポレートサイトとサービスサイトの一本化について、「いいですね」と賛同する中で、唯一、反対意見を出してくれた点も評価しています。
「もったいないからやめた方がいいですよ。サービスドメインにパワーがあるので、一緒にしない方がいいです。」と具体的な理由を示した上で、きちんと反対意見を提案していただけたのは信頼できるポイントでした。
提示いただいたデザイン案が「リブランディング内容を読み取ってくれている」と社内で好評だった点や、提示された金額が弊社の予算とほぼ合致していたことも、決め手でしたね。
率直なフィードバックも重要な要素に
NW新井:サイトリニューアルを進めていく中での、エピソードなどございますか?
千原様:「新しいサイトの問合せフォームのデザインをどうしたら良いか」と相談したところ、旧サイトの問合せフォームを見て「顧客が入力する項目が多すぎるかもしれませんね。この辺りの項目は、お問合せが来たら電話で確認できることなので、顧客の負担をできるだけ軽くするよう、入力項目を減らした方がいいです。」と明確に回答いただきました。
当時は新サービスの増加に伴い、問合せフォームの入力項目が多くなっていたので、「ユーザーが面倒に感じることは避けた方が良い」という率直なフィードバックに非常に納得できました。
コーポレートサイトやサービスサイトの課題、メールフォームの課題でも、反対意見を聞くことで、一旦立ち止まって考えることができました。言いにくいこともしっかり言ってくれたため、当社のことを真剣に考えてくれていると感じました。
リニューアルしたサイトデザインに対しては、社内で、リブランディング後の世界観を表現しているとポジティブな声があがっています。
NW新井:サイトリニューアル後に、問題などございませんでしたか?
千原様:ある程度は想定内ではありましたが、リニューアル直後には正直なところ、サイト自体の検索順位の一時的な下落も見られました。
この点のフォローについては、ニュートラルワークスさんのリスティング広告部門で対応いただいたことで、コンバージョン(問合せ)の下落を回避できました。
プロジェクトの円滑な進行を支えた要素はスムーズな打ち合わせとチーム意識
NW新井:プロジェクトの進行などで、ご不安な点などありませんでしたか?
サービスや業界用語を勉強してくれてスムーズな打ち合わせが可能に
千原様:小林さんが弊社のサービスを勉強していただいたことで、初期の段階からスムーズに話しが進みました。
弊社は、多岐にわたるサービスを提供しているのに加え、不動産業界には独特な用語があります。そのため、別の業界の方とお話しする際には、賃貸や売買、管理などの用語の意味と弊社サービス内容を一から説明した上で、そのサービスをさらに発展させればこうなりますなど、具体的な説明をするところからはじめるため、理解していただくまでに時間がかかることがあります。
小林さんの場合は、弊社がお送りした資料をしっかりと読み込み、理解されていたので助かりました。
NW新井:小林さんは、この案件に携わる前から、不動産関係の知識があったのですか?
NW小林:不動産業界の知識はありませんでしたが、ご提供いただいた資料や千原様にお話しいただいたことをもとに勉強させていただきました。
同時に、難しい用語がある業界のサービスサイトに携わらせていただく際は、消費者目線で考えることも、顧客にとって分かりやすいサイトを作る第一歩になると考えています。
今回も、プロとしては、いただいた資料を読み込み、もう一方では、一般消費者の立場で「御社のこのサービスはいいな」「こんなのがあったら嬉しいな」という消費者目線も大切にしながらプロジェクトを進めていきました。個人的には、御社のサイトのリニューアルを通して、不動産業界の勉強になりました。
お互いの担当者が一つのプロジェクトチームという意識で
NW小林:デザインの部分では、御社のブランディング部門の佐藤様と松川様にご参画いただき、非常に勉強になったことがありました。
当初は、デザインのアウトプットを提示して、フィードバックの回数や修正の回数を、ある程度決めてやりとりをしていくという「ウォーターフォール型」のアプローチを取っていました。
しかし、佐藤様と松川様からトレンドに沿ったやり方をご提案していただいたんです。「修正回数は決めずに、フィードバックの期間だけ決めて、デザインを納得いくまでスピーディーに修正していく」という方法です。
お互いの担当者が、一つのプロジェクトチームとなり、よりよい形を模索しながら進んでいくことができたのが、とても印象的で貴重な経験となりました。
千原様:デザインに関しては、監修をすべて、弊社のUXデザイン(佐藤・松川)に任せるという判断にしました。
NW小林:デザインのフィードバックやチェックバックを、ブランディング部門に一任されたジャッジメントが素晴らしいと感じました。
多くの場合、すべての確認作業をサイトリニューアルのご担当部署だけで完結しようとされるのですが、専門家に任せることで、プロジェクトがよりスムーズに進行したため、そのご判断やそこに至るマインドが、本プロジェクトに非常に効果的だったのではないかと思います。
友人の賃貸は「いい生活Home」アプリを使用中 地方にも浸透
NW小林:ぜひ、千原様にお話ししたいことがあります。先日、私の友人と会った時に引越の話題になりました。その友人は、一人暮らしで長野県に住んでいるのですが、「住んでいる賃貸が、アプリで管理されているんだよ」と言って見せてくれたスマートフォンの画面が、いい生活様の入居者向けアプリ「いい生活Home」でした。
長野県にまでお客様が広がっていらっしゃるんだと思い、とても嬉しく感じました。
千原様:ありがとうございます。小林さんからも次回お引っ越しの際は「いい生活Home」で管理している物件がいいと言っていただいたことも、関係者に伝えております。
NW小林:友人も「とても使いやすくて便利なんだよ」と喜んでいました。
サイト訪問者満足度のさらなる向上を目指してコンテンツの充実を
NW新井:最後に、これからの御社の展望をお聞かせいただけますか?
千原様:現時点では、リニューアルしたサイトがようやく軌道に乗ってきたところだと思っています。
今後は、リスティング広告、記事作成などの施策効果を見つつ、サイトに来ていただいた顧客に満足していただけるように、記事などのコンテンツの充実やサイト内の導線などの改善を重ねて、今まで以上のサイトにしていきたいと考えています。
NW新井:今後のニュートラルワークスに期待することなどございましたら教えてください。
千原様:ニュートラルワークスさんの場合は、ウェブマーケティングに関するさまざまなことができます。例えば、弊社ではまだSNS広告をやっていませんし、いろいろな施策があると思うんですよね。その時にぜひご相談したいと思っています。
また、弊社ではオンラインセミナーも随時開催しておりますが、ニュートラルワークスさんもいろいろなセミナーを開催されているようですので、コラボセミナーなどもできたら面白いと思いますのでぜひお願いいたします。
NW新井:嬉しいお言葉を頂戴しまして誠にありがとうございます。これからもご期待に沿えるよう努めてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします!本日は、誠にありがとうございました。
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クライアント
株式会社いい生活
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制作実績
サービスサイト制作
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対応サイトURL
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弊社対応範囲
サイト設計、ディレクション、デザイン、フロントエンドエンジニアリング、バックエンドエンジニアリング
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プロジェクト期間
2023/9