SEO

最終更新日: 2023.04.27

E-EATで新たなSEO基準に変更?E-EATの「経験」とは?

E-EATで新たなSEO基準に変更?E-EATの「経験」とは?

株式会社ニュートラルワークスでは、WebマーケティングやSEOに関するさまざまな知見をセミナー(ウェビナー)で発信しています。今回は、株式会社ニュートラルワークスの執行役員でSEOコンサルティングリードの宮田が登壇。

GoogleのSEOに関する「品質評価ガイドライン」が、EATから「経験」のEを入れたE-EATへと新しく変わりました。それを受け、E-EATとは?という疑問から具体的な対策まで「新時代のSEOスタンダード(基準)」について語ります。

事業会社のデジタルマーケティング部門を担当する方、Webマーケティング企業でSEO家コンサルティングサービス強化を検討している方、SEOに関心がある方は必見です。

※本記事は、2023年3月15日に行われた【本気コンサル!E-EATで何が変わる?新時代のSEOのスタンダートとは?】のウェビナー講演内容から、本題となる部分を抽出・編集して記事化しています。

【登壇者】

宮田和也氏(株式会社ニュートラルワークス 執行役員 SEOコンサルティングリード)

青山学院大学卒業後に外資系ITコンサルティングファームにてエンジニア・ITコンサルタントとして複数のERPシステム導入・運用プロジェクトを経験。その後、MarTechスタートアップでアナリスト、不動産メディア企業にて事業責任者を経験し、フリーランスのSEOコンサルタントとして独立。提案・プロジェクトマネジメントスキルを活かし、価値あるコンサルティングブランドを作りたいと思い、ニュートラルワークスに入社。

E-EATとは?EATとの違いや変更のポイント

E-EATとは?EATとの違いや変更のポイント

Googleの品質評価ガイドラインであるEAT。ここに新たなEが加わり、E-EATと変わりました。そもそもEATとは?新しくなったE-EATとは?という基本的な疑問から、E-EATの変更ポイント、重要視されるようになった理由まで分かりやすく解説します。

E-EATとは?EATとの違い

E-EATとは?EATとの違い

EATとは、Googleが公開しているコンテンツなどWebページに対する3つの品質評価ガイドラインを表す言葉です。「Expertise専門性」「Authoritativeness権威性」「 Trustworthiness信頼性」という3つの頭文字から来ています。

このEATに、「経験・体験Experience」という新たな評価基準が加わり、E-ETA(読み方:イー・イーエーティー/ダブルイー・エーティー)と呼ばれるようになりました。

ポイントは、あくまで評価基準の変更であり、アルゴリズムアップデートではないという点です。

「Experience経験」とは、コンテンツの作成者がコンテンツのトピックに関する経験や実体験をどれほど持っているかを計る指標となっています。

参考:Google_品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加

Google_結果を自動的に生成する仕組み

EATからの大きな変更点

従来のEATとの大きな違いは、2点あります。1つは、先ほども説明した「Experience(経験)」の追加。

2つめは、それぞれの評価基準の解釈に少し変化が見られた点です。ETAでは3つの評価基準は「並列的な関係性」でした。

E-ETAに変更された後は、「Expertise専門性」「Experience経験」「Authoritativeness権威性」の3つがしっかり担保されたときに、「Trustworthiness信頼性」が担保され、評価に値するサイトだとみなされるようになったのです。

Google側が、ユーザーに対して「もっとも信頼できるサイトを閲覧すべきだ」という前提に基づいたとき、その信頼性を担保するものとして、「Expertise専門性」「Experience経験」「Authoritativeness権威性」というの3つ重要性が増したのだろうと考えています。

E-EATが重要視されるようになった理由

E-EATが重要視されるようになった背景は以下の通りです。

1.順位向上を目的としたSEO施策の横行

2.乱立するサイトの均一化による評価困難

3.新たな評価軸の生成

EATの概念が広まって以降、SEO施策がマニュアル化され似たようなサイトが増加。信頼できるサイトかどうかの評価が難しくなってしまったという背景があります。

AI技術の進化に伴う評価技術の向上にプラスして、これまでに蓄積されたユーザーの行動データなどから、「Experience(経験)」を含めたE-EATという評価基準へ変更されたものと見ています。
E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEOで重要なGoogleの評価基準を解説 E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEOで重要なGoogleの評価基準を解説

E-EATとYMYLの関係性

E-EATとYMYLの関係性

E-EATの基本となる評価基準の内容や変更点などは把握できたと思います。しかし実際のところは、より細かい品質基準まで踏み込んで考える必要があります。特に重要なYMYLとの関係性について解説します。

E-EATにおけるYMYLとは?

Googleは、コンテンツに対してE-EATという品質評価ガイドラインを持っていますが、実は、Webサイトのカテゴリーとそのカテゴリーの配下にあるキーワードによって、少しだけ評価基準が異なっています。

ニュートラルワークスの分析では、以下のように考察しています。

  • コンテンツSEO・・・「情報の網羅性」「権威性」を重要視
  • データベースSEO・・「ユーザー行動」を重要視
  • YMYL領域・・・・・ 「E-EAT」を重要視

新しくなったE-EATは、今後さらに需要が高まっていくであろうYMYL領域で非常に重要な評価基準になっていくでしょう。YMYL領域については、この次に、詳しく解説します。

YMYL領域とは?

YMYL領域とは?

Googleが、Google General Guidelines/Google検索品質評価ガイドラインの中で示しているYMYL(Your Money Your Life)領域について、改めて説明しましょう。

YMYLとは、英語の“Your Money or Your Life”の頭文字から来た言葉。人々のお金や人生といった「ユーザーの人生における意思決定で、大きな影響を与えるテーマ」にかかわるコンテンツのことをいいます。

日本のSEO業界でYMYL領域と認識されているのは、主に4領域(上記図のピンク部分)です。

  • 政治・法律
  • 財産
  • 健康・安全
  • その他(栄養・大学選択・就職など)

しかし、社会生活を営む上で必要不可欠であろう「ニュース・時事問題」「人々の集団(人種・性別)」「買い物(決済・高額商品)」の領域(上記図の青い部分)についても、Googleは重要と判断。欧米では、これらもYMYL領域に含まれると認識するのが一般的であるため、今後の日本でも、YMYL領域は広がっていくものと考えています。

参考: YMYLとは?対象ジャンル、SEOにおける対策のポイントを解説
【Googleが重視】YMYLとは?該当ジャンルや必要なSEO対策を詳しく解説! 【Googleが重視】YMYLとは?該当ジャンルや必要なSEO対策を詳しく解説!

YMYL領域と非YMYL領域の違い

YMYL領域と非YMYL領域の違い

YMYL領域と非YMYL領域の違いについて「影響度」という視点で説明しましょう。上記図、YMYL記事の例として「クレジットカードの正しい選び方」、非YMYL記事の例として「分析業務で役立つEXCEL関数10選」とします。

比較する際のポイントは、記事を読んだあとのユーザーがどのような状態になるかを示した「最悪な状態」の違いです。

YMYLの「クレジットカード」の記事では、「最悪な状態」になると、支払い不能になり人生全体に多大なリスクが生じます。一方、非YMYLの「EXCEL」記事では、一時的に業務が滞ることはあれど、今すぐ人生全体を変えるほどの大きな影響は一般的にはありません。

ユーザーの人生にどれくらいの影響を与えるのか、その点が、YMYL領域か非YMYL領域かのひとつのボーダーラインになるといえるでしょう。

E-EATにおける2つのE(ダブルE)について

E-EATにおける2つのE(ダブルE)について

SEOの新スタンダードとなるであろうE-EAT。新たに追加された「E=Experience」経験では、どんな要素が品質評価ガイドライン上で大切になるのでしょうか。元々あった「E=Expertise」と合わせた2つのE(ダブルE)の重要性やコンテンツSEOにおける具体例について確認していきましょう。

E-EAT 2つのEはコントロールできる

E-EAT時代のコンテンツ制作を行うとき、特に注目したいのが元々のEATにあった「Expertise専門性」と、新たに加わった「Experience経験」の2つのE(ダブルE)。

理由は、コンテンツSEOとして最終的に狙いたい「Trustworthiness信頼」につながる3つの評価基準の中で、2つのEが比較的コントロールしやすいと考えているからです。

具体策を挙げると、コンテンツのトピックによって、「専門家」=「Expertise専門性の担保」、「経験者」=「Experience経験の担保」のどちらに頼るべき情報なのかを自分たちで判断し、きちんと実装していくというものです。

自分たちで判断し実装までできるという特徴から、とてもコントロールしやすく、SEOの専門家でなくても取り組みやすいだろうと考えています。

2つのEを意識したコンテンツ制作を続けることで、Googleの評価を効果的に高めることにつながるだろうと考えています。

専門家と経験者のどちらが評価される?判断基準

専門家と経験者のどちらが評価される?判断基準

先ほど、「トピックによって、専門家と経験者のどちらに頼るべき情報なのかを自分たちで判断する」とお伝えしましたが、判断基準を説明しましょう。

「うつ」というテーマのコンテンツについて。「うつ病になった時の対処法」というトピックにするとしましょう。

EATの時代であれば、うつ病に処方される薬、治療法・対処法など、「専門家(医師や臨床心理士など)」による情報=「Expertise専門性の担保」が有効でした。

しかし、「Experience経験」という評価基準がプラスされたE-EATのいま、同じトピックでも「うつ病になって苦労したこと」として「経験者(うつ病経験者やうつ病を支えて家族など)」による情報についても、評価の対象になると考えています。「Experience経験の担保」が叶った、価値ある情報という評価なのです。

このように、ただ専門性を高めるだけでなく、コンテンツのトピックによって評価される情報源が異なるという点を、しっかり意識していくことが重要になっていくでしょう。

E-EATを高める方法

E-EATを高める方法

E-EATを高めるために、今回新たに追加された「Experience経験」に対して、特に有効な2つの施策を紹介します。

独自の一次情報を伝える

独自の一次情報を伝える

新たに追加された「Experience経験」対策の1つめは、自社独自のノウハウや体験など、オリジナリティのある一次情報をコンテンツに盛り込むということです(上記図 No1)。

一次情報に該当するコンテンツ例は以下の通りです。

  • 実際に利用した商品、サービスのレビュー
  • 一覧表やグラフなどの図表(レポートや研究結果など)
  • 一次情報を参照してまとめ、自社独自見解を盛り込む など

たとえ、一次情報ではなかったとしても、自社独自の見解を入れオリジナル情報として出せれば、評価されるようになると考えています。よって比較的、多くの企業で取り組みやすい施策といえるでしょう。

経験者による執筆

「Experience経験」対策の2つめは、記事トピックに関する経験者をライターとしてアサインし、執筆を行うことです(前節の図 No2)。

経験者が作成したコンテンツの中でも、評価されやすい例は以下の通り。

  • SEO会社で1,000サイト以上のSEO分析を行った一般の会社員が、検索アルゴリズムについて解説
  • 公認会計士試験合格した方(経験は少ない)が、財務会計試験の勉強方法について解説

SEOに関する本を執筆している方、公認会計士として多くの実績がある方というのは「Authoritativeness権威性」にあたりますが、実際に執筆や監修をお願いするのは難しいことが多いでしょう。しかし「経験者」という視点であれば、一般の会社員でも十分なわけです。

重要な補足事項として「経験者」を施策とする際は、特定領域の経験者であることがわかるように「執筆者情報」をページに設置することが重要。それらの経験を担保する要素として「具体的な数字(経験年数、実績数など)」を入れることが望ましいです。

「Experience 経験」を強化した施策

「Experience 経験」を強化した施策

ニュートラルワークスが実際に取り組んだ「Experienc 経験」を強化した施策を2つ紹介します。

経験者が記事を執筆する

経験者が記事を執筆する

これはニュートラルワークスが運営しているQUERYYというブログ記事です。例に挙げた記事、「プロが解説!リスティング広告代理店の選び方とは?」だと、タイトルトップの「プロが解説!」という部分が重要になります。

この記事は、ニュートラルワークスのCMOで、SEOの経験や実績が豊富な石田が経験した内容を、石田自ら=経験者が執筆したコンテンツです。

タイトルのすぐ下には、石田のSEO実績に関する経歴などを記載。読み手であるユーザーはすぐに「経験者による信頼できる記事」と判断し、離脱なく読み進めるなど、サイト内で良い行動をとる可能性が高まります。その結果、Googleの評価にもつながると考察しています。
リスティング広告代理店の選び方とは?【プロが解説】 リスティング広告代理店の選び方とは?【プロが解説】 この記事では、リスティング広告の大手ネット広告代理店を経てアドネットワークで100以上のネット広告代理店の担当者と会話をしてきた筆者が、ネット広告業界の目線で良い代理店と悪い代理店の見極め方をご紹介いたします。

調査レポートなどのオリジナル情報を入れる

調査レポートなどのオリジナル情報を入れる

一次情報という観点で、ニュートラルワークスでは月に1〜2回、デジタルマーケティングに関するユーザー調査を実施。調査結果をデータ化、またはグラフ化し、結果に対する自社独自の分析を盛り込んだオリジナルコンテンツを制作しています。

記事の公開後は、プレスリリースを行いサイテーションを取るための施策も実施。被リンク獲得といった二次的な効果も得ています。

この施策は、「Experience経験」を強化するだけではなく、「Authoritativeness権威性」を担保するための施策としても非常に有用で、今後も強化していきたい戦略のひとつです。

従来のEATを強化する6つの有効な施策

従来のEATを強化する6つの有効な施策

E-EATに変わったといっても、元からあるEAT施策も重要です。ニュートラルワークスが成功したEAT強化のための6つの施策を公開します。

著者欄に経験者の監修を入れる(経験)

著者欄に経験者の監修を入れる(経験)

ニュートラルワークスが運営するオウンドメディア「QUERYY」の記事中には、必ず「監修者情報」を入れています。SEO関連のコンテンツであれば、CMOの石田または、SEOコンサルティングを担当する私、宮田の情報です。

理由は、石田の例でいえば、CMOとして外部メディアに出る機会が多い、Twitterのフォロワーが3,000名以上いるという実績がGoogleの「Experience経験」の評価対象になるから。SEOやマーケティングに関連する有名企業のOBであるという経歴も、Googleの「Experience経験」の評価で非常に重要になると考え、意図的に、在籍した企業名を入れる工夫もしています。

紹介欄に知見者の監修を入れる(専門性)

紹介欄に知見者の監修を入れる(専門性)

ニュートラルワークスではサービスLPの中に、4名のコンサルタント情報を入れています。コンサルタントはいずれも、SEO本の著者、SEOやマーケティングで有名な企業のOB、実績あるSEOコンサルタントというように、全員がSEOに関する「Expertise専門性」を持っているのです。

「Expertise専門性」に関する情報を意識的に埋め込んでおくことで、「専門性のあるプロがいる」→「コンテンツの信頼性を担保できる」とGoogleは評価すると考えています。

取材記事の実施(権威性)

取材記事の実施(権威性)

自社で制作した取材記事ということで、オリジナリティという面でGoogleからの評価を得ることができます。さらに、Webマーケティングにおける有名な方や権威のある方のオリジナル記事であれば、プラスして「Authoritativeness権威性」を担保することが可能。

さらに、プレスリリースを行ったり、Twitterなどのオウンドメディアでも発信することで、サイテーションの獲得も得られます。
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権威あるサイトから被リンクを獲得(権威性)

権威あるサイトから被リンクを獲得(権威性)

ニュートラルワークスではお客様への被リンクサービスだけでなく、自社の戦略として被リンク獲得を積極的に進めてきました。その結果、Webサイトのドメインの強さを表す「DR(ドメインレーティング:Webサイトのドメイン評価を表す指標)」は、競合の平均値が50前後であるところ、57にまで上がっています。実践してきた主な被リンク対策は以下の通りです。

  • 自社と関連性が高いサイトからの被リンク獲得
  • 権威性のあるWebサイトからの被リンク獲得
  • 継続的に被リンクを獲得していく

中には、競合に近いようなところもありましたが、権威性のあるサイトから被リンクが取れることは「Authoritativeness権威性」においてGoogle評価につながっていきます。

「継続的に被リンクを獲得すること」の効果とは、Googleからすると、一時的ではなく安定的にずっと見続けられているWebサイトという位置づけになるという点です。Googleの「Trustworthiness信頼性」などの評価につながると考えています。
被リンクを受けるのはSEOでは重要?被リンクの調べ方と良質な被リンクを受ける方法 被リンクを受けるのはSEOでは重要?被リンクの調べ方と良質な被リンクを受ける方法

サイテーションを獲得(権威性)

サイテーションを獲得(権威性)

ニュートラルワークスではサイテーションを獲得するために、Twitter(左)、プレスリリース(中央)、外部メディア露出(右)など、以下のような施策で、Webメディアを活用しています。

・Twitter
代表の三木、CMOの石田、宮田など、Twitterのフォロワー数が多くマーケティング業界で認知のあるアカウントで、プレスリリースや外部取材を受けたときなどに積極的に拡散

・プレスリリース
オウンドメディアを活用して、ニュートラルワークスに関わるいろいろな情報を発信(独自レポート記事の公開、新規サービスのリリース情報、ウェビナー開催情報、マーケティング業界で有名な方とのコラボ情報など)。PR TIMESなど2次拡散メディアで取り上げられることで、サイテーションを効果的に獲得

・外部メディアの露出
これまでの実績を評価くださるような取材には、喜んでお引き受けする。中でも、ニュートラルワークスと関連性の高いメディアからの取材は、積極的にお引き受けすることで効果も増

ニュートラルワークスの社名や専門性をもつ社員の名前を広めることで、「Authoritativeness権威性」の強化にもつながります。サイテーションを取ることは、被リンク対策と同時進行で取り組んでいくことをおすすめします。
サイテーションとは?SEO効果と調べ方、MEOについても解説 サイテーションとは?SEO効果と調べ方、MEOについても解説

Google My Businessの登録(信頼性)

Google My Businessの登録(信頼性)

「Trustworthiness信頼性」の部分に関わってくるのが、Google My Businessの登録です。

ユーザーが「ニュートラルワークス」と検索したときに、実在している会社なのか、ユーザーからどう評価されているのかなどを、Google側が把握する手段のひとつが、Google My Businessであるからです。

Google My Businessには、社名、住所、電話番号、口コミだけでなく、Twitterアカウントも掲載可能。Google側に、自社の存在や活動を認知してもらうことで、その企業が発信するその他の情報への信頼性が高まるという仕組みです。

ユーザーに対してだけでなく、Googleに対しても有効なGoogle My Businessは必ず登録することをおすすめします。
Googleマイビジネスの登録方法を解説|だれでも簡単に店舗集客できるMEO Googleマイビジネスの登録方法を解説|だれでも簡単に店舗集客できるMEO

E-EAT対策になるおすすめの2つの施策

E-EAT対策になるおすすめの2つの施策

今回のセミナー(ウェビナー)はこれで終了です。最後に、今回のセミナー(ウェビナー)の講演内容を活かしていただくために、皆さんに行ってほしい施策を2つご提案して締めたいと思います。

  1. 自社サイトがYMYLに該当するか確認
  2. E-ETAに必要な項目の対策ができているか

自社サイトがYMYLに該当するか確認

自社サイトがYMYLに該当するか確認

最初に行ってほしい施策は、「自社サイトがYMYLに該当するか」についての確認です。

例えば、サイト全体としてはYMYLには該当しないが、個々のコンテンツで見るとYMYLに該当するような場合、YMYLに対するGoogleの品質評価ガイドラインに合わせてコンテンツを調整する必要があります。

医療、お金、政治など基本となるYMYL(上記図、ピンク部分)だけでなく、広義でのYMYL(上記図、青い項目)も含めた視点で、自社コンテンツを見直してみましょう。

E-ETAに必要な項目の対策ができているか

E-ETAに必要な項目の対策ができているか

今回のセミナー(ウェビナー)前半で解説したE-ETAを強化するための13の項目です。一見すると細かいですが、YMYL対策となると、もっと細かい部分の対策も必要になってきます。

まずは、上記図の13の項目について、自社のコンテンツがきちんと対策できているか確認してみましょう。中でも、新しく追加されたExperienceの部分は漏れている可能性が高いので要注意。できるところからでいいので、対策を始めていきましょう。

順位が上がらないなら専門家も検討

順位が上がらないなら専門家も検討

これまでに解説した施策や改善方法をコツコツと試し、ある程度の時間をかけ様子を見ていけば、良い変化や効果を実感できるようになると思います。

それでも順位がまったく上がらない、効果がないというときは、いちど、専門家の手を借りることを検討してみましょう。

SEO対策とはコンテンツ対策だけでなく、見えていない課題解決やリスティング広告などいくつかの施策を複合的に行っていくことで、目に見える効果につながっていくからです。

私達、ニュートラルワークスでは、SEOの戦略設計から課題解決のためのコンサルティング、被リンク対策やコンテンツ制作など、ワンストップで総合的なご提案や施策実行ができます。

もしもお困りのことがあるなら、まずはお悩みをお話いただくだけでも大丈夫です。お気軽に、われわれ専門家までご相談ください。本日は誠にありがとうございました!

▼動画_ダイジェスト版(8分36秒でご覧いただけます)

https://www.youtube.com/watch?v=dqyWO05tr2I

▼株式会社ニュートラルワークス(セミナーページ)

https://n-works.link/seminar

▼ニュートラルワークスのウェビナー 一覧

https://attendee.bizibl.tv/companies/cowNB9rnVcCa

監修者紹介

株式会社ニュートラルワークス SEOコンサルタント。1993年生まれ。大学卒業後に外資系ITコンサルティング企業にてERP導入コンサルタントとして複数のシステム運用プロジェクトを経験。その後、CINCにてWebアナリスト、株式会社バンケッツにて不動産メディア事業責任者を経験し独立。フリーランスSEOコンサルタントを経験した後にニュートラルワークスにジョイン。SEO/コンテンツマーケティング戦略を得意分野とする。