Web広告

最終更新日: 2023.10.24

インフィード広告とは?費用、効果を上げるためのコツを解説

インフィード広告とは?費用、効果を上げるためのコツを解説

Web広告にはいろいろな種類がありますが、おすすめな広告の一つがインフィード広告です。こちらの記事ではインフィード広告の基本や主な配信先、インフィード広告で効果を上げるためのポイントをご紹介します。

石田 哲也

監修者

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

インフィード広告とは?

インフィード広告とは?

インフィード広告とは、WebサイトやSNS、アプリなどのコンテンツの中に溶け込んだ広告のことです。SNSのタイムライン上やニュースアプリの記事一覧の中に、広告が紛れ込んでいることにお気づきの方も多いのではないでしょうか。スマホ画面を上から下にスクロールする中の一覧に表示され、コンテンツとコンテンツの間に自然に馴染んでいるのが特徴で、タイムライン形式のコンテンツに溶け込んでいるため、より自然に広告が目に留まるようになります。

これまでの広告はサイドバーやヘッダーなど、コンテンツの外枠にしか広告を表示させることができませんでした。インフィード広告はメインコンテンツの中に広告を馴染ませるため、インプレッション数はもちろん、クリック数や新規ユーザーの獲得率なども上げることができ画期的な広告手法といわれています。画像+テキストの広告が一般的ですが、最近では動画を使ったリッチコンテンツを配信できる媒体も増えてきました。

インフィード広告を出稿できる主な媒体

インフィード広告は、以下の広告サービスから出稿できます。

  • Yahoo!広告
  • Google広告
  • Facebook広告
  • Instagram広告
  • Twitter広告
  • LINE Ads Platform

Yahoo! JAPANがスマホに対応すべく、コンテンツをタイムライン化したことにより、インフィード広告の仕組みは一気に広がりました。Yahoo!は日本最大級のポータルサイトです。Yahoo! JAPANのスマホ最適化をきっかけに、FaceBookやTwitterなどのSNSやニュースアプリなど、タイムライン形式の媒体でインフィード広告が主流化してきました。

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インフィード広告のメリット

インフィード広告のメリット

インフィード広告には、次のようなメリットがあります。

1. ページやコンテンツに馴染み、ネガティブな目立ち方をしない

インフィード広告は、ページやコンテンツに自然と馴染みます。そのため、いかにも宣伝広告であるとわかる「悪目立ち」をしないというのが大きなメリットです。ネットやスマホでの情報収集が当たり前になったため、ユーザーはWeb広告に対する感度が高くなっています。

インフィード広告は、配信されるメディアの色に合わせて広告の形式が自動調整されるため、広告慣れしているユーザーにもネガティブな印象を与えることなく、自然な形で誘導できるのです。

2. 視認しやすく、反応されやすい

インフィード広告は、タイムラインやコンテンツ一覧の中に自然と溶け込むのでユーザーの本来の目的である「コンテンツの閲覧」を邪魔しません。ユーザーは、自分が目的としている情報を探しており、それに対して邪魔をするような広告には悪い印象しか持ちません。

その点、インフィード広告は、広告として結果を出すための最初のプロセスである「ユーザーの視野に入る」というハードルをクリアしやすいのも大きな特長です。より自然な形で広告へ誘導することができるため、結果的にインプレッションやコンバージョンなどの数字的反応もよくなります。

3. クリック率、新規ユーザー獲得率が高い

インフィード広告は、他の広告に比べてクリック率と新規ユーザー獲得率が高くなることが分かっています。一見すると広告とは分からない自然な馴染み方をしていることにより、ユーザーは広告への抵抗感や警戒心が低くなっている状態です。そのためクリック率は自然と上がり、新規ユーザーの獲得率も高まります。

インフィード広告の先駆け的存在であるYahoo! JAPANの調査によれば、それまでのYahoo! JAPANトップページディスプレイ広告に比べてインフィード広告は、クリック数が2.2倍、新規ユーザー獲得数2.0倍、コンバージョン率1.2倍と大きく差が出ていることを明らかにしています。

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インフィード広告の料金体系

インフィード広告の料金体系

インフィード広告は、3つの料金体系に分かれています。比較的少額で始められますが、それぞれの特徴を理解して導入することをおすすめします。

クリック課金型

クリック課金型は、ユーザーが広告をクリックしたときだけ料金が発生する形態です。計算式は至ってシンプルで「クリック数×クリック単価=広告費」となります。例えば、クリック単価80円のインフィード広告が、100回クリックされた場合広告費は8,000円という計算です。広告がクリックされるということは、広告掲載している媒体側はユーザーを離脱させることになるためリスクがあります。そのため、クリック課金型は他の形態に比べて広告費は高くなります。

インプレッション課金型

インプレッション課金型は、広告の表示回数に応じて広告費を支払う形態です。

インプレッション課金型の場合、広告を1000回表示した場合にかかるコストをもとに指標を出していきます。計算式は「広告費÷表示回数=広告1回表示の単価」となります。広告費が8,000円で1000回表示された場合、1回の広告表示単価は8円です。広告をより多く表示させ、自社をユーザーへ認知させるブランディングを目的とする場合に有効な形態です。広告をたくさん表示させるだけなら、媒体側のリスクは少なくなります。よって、広告費は少なく抑えられます。

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エンゲージメント課金型

エンゲージメント課金型は、広告に対してシェアやフォローなど、ユーザーからの具体的アクションがあった場合だけ課金される形態です。何度広告を表示させても、ユーザーから反応がない限り広告費は発生しません。費用の計算式は「広告費÷エンゲージメント数=1回のエンゲージメントに対する広告費用」となります。

広告費用が8,000円でエンゲージメント数が200回あった場合、1回のエンゲージメントの単価は40円となります。こちらもインプレッション課金型同様、媒体側のリスクが少ないため広告費は少なく抑えることができます。

インフィード広告で効果を上げるポイント

インフィード広告で効果を上げるポイント

インフィード広告は、クリック率や新規ユーザー獲得率などが高くなるとされる一方、やみくもに広告を打っても成果につながらないこともあります。インフィード広告独自の「効果を高めるポイント」をチェックしておきましょう。

1. 通常のWeb広告と違うアプローチを行う

通常のWeb広告では、パッと目を引く文言を入れたり、数字を使って興味を引くなどの広告的なアプローチが主流でした。しかし、インフィード広告の場合はとにかくコンテンツに溶け込ませる、自然に馴染ませるということが重要になります。そこで、ターゲットとなるユーザーが自然な形で興味をもつような広告文を考える必要があります。

また、ユーザーが興味をもってクリックしたとしても、広告の先にあるリンクの内容がユーザーのニーズに合っていなければ「騙された」というネガティブな印象を与えてしまうおそれもあります。掲載する媒体と自社サイトの両方に悪い結果となることもあるため、注意が必要です。

2. ユーザーの関心を引く、テキストと画像構成にする

前項の「これまでのWeb広告とは違ったアプローチ」をもう少し深堀すると、注意ではなく興味を惹く広告にするという考え方が重要になります。「50%オフ」「今だけ!」「限定」のような広告文は、ユーザーの関心ではなく注意を引いていますよね。インフィード広告の場合は、ユーザーの興味関心に従って自然に引き込むことが大切になります。「先が気になる」「もっと知りたい」と思わせるようなテキストを作成しましょう。
また、画像のテイストも重要な要素です。広告が表示されるときの周辺記事がどのようなテイストのものを使っているか観察し、バランスを取ることも重要です。

3. リンク先ページもユーザーに満足してもらえる内容にする

広告をクリックしてもらったら、リンク先のページ内容に対してもユーザーに満足してもらわなければなりません。調和のとれた自然な広告でクリックを獲得しても、先のページが販促情報だらけだったり、薄いコンテンツ内容だったりすればユーザーは離脱します。広告をクリックし、リンク先でどのような心理・行動をするかという導線をイメージしながら試行錯誤していく必要があるでしょう。

また、これら3つの要素を総合的にクリアしていくためには、広告に興味関心をもつユーザーのターゲット像をより深く考察することも重要です。

4. いろいろなクリエイティブを試し続ける

インフィード広告もユーザーにとっては、もはや珍しい存在ではなくなっています。現代では広告への接触頻度が多く、ユーザーの目も厳しくなっているのです。そこで大事なのは、広告に対するクリエイティブな視点を磨き、試し続けることになります。

  • テキスト
  • 画像
  • リンク先内容

この3つの要素のバランスをとりながら、複数の広告パターンを用意することも有効です。複数の広告パターンを用意する場合は、仮説検証をするときの変数を少なくすることが重要です。一つの要素を変えた場合は他の要素は変更せず、パターンごとの差異を分かりやすくするのがおすすめです。インフィード広告は他の広告と同じように、実験や調整をしながらのPDCAが重要になります。

まずは、もっとも広告効果が変化しやすいテキストから実験してみましょう。

インフィード広告の配信管理をお手伝いします

インフィード広告は、コンテンツを見にきたユーザーを自然に引き込むことができる広告システムです。クリックされやすく、新規顧客の獲得に有効で注目度も高いです。しかし、広告と提供するリンク先の内容がユーザーのニーズにしっかり応えられていないとマイナスな評価を受けてしまうため、マーケティングの知見が深くないと難しい場合も多いのではないでしょうか。

ニュートラルワークスでは、インフィード広告をはじめとするWeb広告の配信管理をお手伝いいたします。広告の運用でお困りの方は、当社までお気軽にご相談ください。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
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SEO対策
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■保有資格
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Google 広告検索認定資格
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