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ロジックツリーとは?問題を分解し、具体的な解決策を探す方法をわかりやすく解説!

2020.08.05

マーケティング

AUTHOR / 三木 五月

問題を分解、深掘り、見える化!あらゆる業務に役立つフレームワーク

ロジックツリーとは?

「ロジックツリー」は問題解決方法を探すためのフレームワークの1つです。問題をツリー状に掘り下げ、論理的に解決方法を探す目的で使われる手法です。
ロジックツリーは最低でも5階層以上は分解して掘り下げると良いと言われています。1つの問題を5階層分岐させると、ツリーの先には62個(2+4+8+16+32)の項目が出てきます。1つの問題に対して62項目もの分析ができれば、おのずと解決方法も探しやすくなるでしょう。
たとえば、社内で女性管理職が育たないという問題があるとしましょう。対象である「女性」をロジックツリーで分析していくと、このようになります。

「女性」をロジックツリーで分析

このロジックツリーをふまえて分析をすると、未婚で子供がおらずマネジメント経験がない女性に対して行う施策と、既婚で子供がいてマネジメント経験がある女性に対して行う施策は、大きく異なるはずです。たとえば前者であれば段階的にマネジメント教育を施して昇進機会を与える、後者であれば子育てとの両立がしやすいよう時短管理職やリモート会議制度を設けるなど、どのような人にどのような施策をするべきかが明確になりますね。

ロジックツリーを作成するメリット

ロジックツリーを作成するメリット

ロジックツリーの作成は、より詳細に掘り下げようとするほど時間のかかる作業になります。しかし「1つの問題に対して多くの視点から解決方法を考えられる」という素晴らしい利点もあります。さきほど挙げた「社内で女性管理職が育たない問題」を例に、ロジックツリーのメリットを5つに分けて見ていきましょう。

メリット1、問題の全体像をわかりやすく見える化できる

ロジックツリーは問題をシンプルにビジュアル化することで、複数の人間で解決策を探るときの認識のズレ・前提条件のズレを最小限に抑えられます。「社内で女性管理職が育たない問題」に対して、ある人は「キャリアの浅い女性」を念頭に話し、別の人は「子育て中のベテラン女性」を念頭に話していたとしたら、議論がかみ合いません。ロジックツリーで対象を細分化しそれぞれの要素が明らかになることで、問題の全体共有が容易になるのです。

メリット2、問題を深堀りしていけば原因をリスト化できる

1つの問題に対して、すぐに「これが原因だ!」と明確に特定できることは少ないはずです。「社内で女性管理職が育たない問題」でも、子供の有無・マネジメント経験の有無など、それぞれの要素によって「管理職にたどり着かない原因」は異なります。ロジックツリーを利用することで、それぞれの要素を掘り下げて問題に対する原因を探り当てられるようになります。

メリット3、具体的な原因がわかるので解決策を考えやすい

ロジックツリーによって要素を分解していくと、具体的な原因が見えてきます。たとえば「子育て中のベテラン女性」が管理職になれない原因が「子育てとの両立」だとすれば、この原因を解消するために別のロジックツリーを作成して解決法を考えることも可能なのです。問題解決のためのロジックツリーでは、最終的な対応策をリスト化していきましょう。

メリット4、解決策の優先順位がつけやすい

それぞれの原因に対して解決策を書きだして俯瞰できるのも大きなメリットです。「どの解決策が効果が大きいか」「すぐに取りかかれそうなのはどの方法か」など、優先順位がつけやすくなるのです。たとえば、「若手女性にマネジメント経験を積ませて育成する」と「時短管理職制度を設ける」であれば、対象人数や社内リソース、女性管理職数の増加に至るまでの時間などを総合的に考えて「効果が大きい方」「すぐに実行できそうな方」といった判断基準で優先順位を決められます。

メリット5、なぜその解決策が必要なのかが誰にでもわかりやすい

ロジックツリーでは、問題の要素が細分化され原因を特定して解決策を導くまでの経緯が一目で分かります。問題の全体像をビジュアル的に把握できるため、誰にでもわかりやすいというメリットがあります。解決策の実行においても、関係者に問題の全体像を把握して動いてもらう方が、結果に繋がりやすくなるでしょう。たとえば「時短管理職制度を設けよう」と人事担当と調整する際にも、ロジックツリーで解決策を導き出した「思考の経緯」を見せることで「なるほど、子育てとの両立のためか」と問題を齟齬なく把握できるはずです。

4種類のロジックツリー

4種類のロジックツリー

ロジックツリーは使い方によって4つのタイプに分かれます。

1、Why(原因追求ツリー)

問題に対して原因をできる限り書き出し、根本的な原因を突き止めるロジックツリーが「原因追求ツリー」です。たとえば「わが社は女性管理職が少ないね」というだけでは単なる感想にしかなりませんが、ロジックツリーでこの問題の原因を掘り下げるとどうなるでしょうか。「マネジメント経験者が少ない」「時短勤務者が多い」「管理職の業務が残業ありき」など、さまざまな原因が発掘されます。その中から特に影響が強い根本的な原因を探り、それに対する解決策を考えていくという使い方をします。

2、How(問題解決ツリー)

「問題解決ツリー」は問題に対して改善策を探るためのロジックツリーです。「原因追求ツリー」と似ていますが、原因追求ツリーよりもさらに具体的な行動・改善策に落とし込むときに活用します。「女性管理職が少ない」という問題を解決するために、「マネージャークラスの育成」「時短勤務でも管理職になれる制度」「会議を午前中に限定する」など、問題解決のためのアプローチを網羅的に書き出すという使い方をします。

3、What(要素分解ツリー)

1つの物事の要素を段階的に分解し、その要素を網羅的に把握するためのロジックツリーが「要素分解ツリー」です。原因究明や問題解決によらず、ただ要素を細かく分類していくため、顧客の分類や市場の分析などに役立ちます。たとえば社用車の選定なら「メーカー」「ボディタイプ」「エコカー」「四駆」など様々な要素を挙げて車を分類することで、「資材が多いのでステーションワゴン、かつ冬は積雪が多いので四駆がいい」といった選び方ができるのです。

4、KPIツリー

KGI(Key Goal Indicator/経営目標達成指標)を達成するための中間目標であるKPI(Key Performance Indicator/重要業績評価指標)を管理する「KPIツリー」は、問題解決ツリーにより細かな指標をプラスしたものになります。各KPIの要素に目標数値を設定し、進捗を確認することでチームの統率に役立てるといった使い方をします。

ロジックツリー作成のコツ、注意点

ロジックツリー作成のコツ、注意点

ロジックツリーは、一見連想ゲームのように簡単に作成できるように思えます。作成のコツや注意点はあるのでしょうか。

問題の定義を明確にしてからツリーを作成する

ロジックツリーを作成する前に、問題の定義を明確にしておきましょう。たとえば「社内で女性管理職が育たない問題」では、「管理職の女性比率」が問題なのか、それとも「女性社員の勤続年数」が問題なのか、議論のスタート地点をはっきりさせましょう。それにより問題解決の手段も変わってくるはずです。

MECE(ミーシー)を意識して「モレなく、ダブりなく」ツリーを作成する

ロジックツリー作成時は、ロジカルシンキングの概念であるMECE(ミーシー)を意識しましょう。MECE(ミーシー)はMutually Exclusive Collectively Exhaustiveの頭文字をとったもので、「モレなく、ダブりなく」という意味になります。ロジックツリーにおいては、各要素に抜けモレやダブりがあると正確な分析ができません。たとえば「社内で女性管理職が育たない問題」において女性社員を「未婚・既婚」だけで分けると「シングルマザー」は施策から取り残されてしまいます。
関連記事:MECE(ミーシー)とは?ロジカルシンキングの基本概念を活用する方法を解説

具体的な行動、解決策に落とし込めるまでツリーを作成する

ロジックツリーの目的は、分析ではなく解決策を見つけることです。問題解決ツリーに限らず要素分解ツリーや原因追求ツリーでも、最終的なツリーの終端が具体的な解決策・改善策に落とし込めるようにしましょう。分析だけして実際の業務に反映できないということになれば、せっかくのロジックツリー作成が時間の無駄になってしまいます。

まとめ

ロジックツリーは原因分析や問題解決などビジネス上の様々な場面で有効なフレームワークです。原因追求・問題解決・要素分解・KPIと多様な使い方ができる上に、自分で簡単に紙に書きだすだけでもブレインストーミング代わりに使えます。
問題の定義を明確にする、「モレなく、ダブりなく」ツリーを作成する、具体的な行動・解決策に落とし込むなどの注意点を意識しながら、実践でもロジックツリーを使ってみましょう。

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三木 五月

AUTHOR : 三木 五月

代表取締役社長

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